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「一瞬の風になれ」

佐藤多佳子「一瞬の風になれ」講談社

本屋大賞受賞作。
ソフトカバーで出ている3分冊が第一部イチニツイテ第二部ヨウイ第三部ドン、という構成。
高校の三年間が描かれています。
男の子の一人称なので、綿密な文章という感じではないけど、ノリが明るくて読みやすい。

サッカー選手として成功していく兄・健一に憧れながら、自分はそれほどの才能がない弟・新二。
幼馴染みと共に普通の高校に進学することを決め、陸上を始めます。
スプリンターの天才だが性格に問題有りの幼馴染み・連と何だかんだ言いながら仲良く切磋琢磨していく~青春物です。
陸上は初心者という視点なのでわかりやすい。
試合前にはおなかがぴーぴーになるという緊張しいで走る格好は無様なほど、でも実は基礎体力に恵まれていると顧問に励まされる。
スパルタではない顧問の先生も好感持てます。

第二部は前半、主人公がだいぶ成長してきて、なかなか良い感じではないかと快適に読み進む…
はっ、3冊本の2巻て~後半何かが起きると思ったら起きてしまいました。それだけに泣ける結末ですが。

第三部、 3年生になった新二は手のかかる後輩に気を配りつつ、高校最後の試合になるという意識を持って真剣に練習に取り組んでいきます。
自然に成長している仲間達の確かな存在、400mリレーというチームプレーの醍醐味が伝わります。
建前上は内部恋愛禁止の陸上部で、チームメイトと奥手どうしのほのかな恋が育っていくのも微笑ましい。
女性作家のスポーツ青春物でも、これが一番健全かも。安心して読めます!

まだ残暑の蒸し暑さが残る中、8月に読んだ本の感想を書いているので~夏休みの宿題をしているようだわ(^^;

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コメント

あ、これ読みました。王道でしたよね。でも押し付けがましくなくて素直に読めました。健全でした(笑)。そういえば、『バッテリー』の一行。読んでから時間がたっているので、わかりませんでした。そのうち番外編もふくめて再読しなくちゃ。

ソーケさん、
健全でしょ(^^)
普通の感受性をもった健康な子で、身近な人を大事に思っていて。
そうそう、押しつけがましくないの。
作者の偏向?があまり出ていないというか…
試合を正統的に重ねていって「バッテリー」の6巻とは好対照の終わり方でした。

「バッテリー」の一行、ピンと来ませんでしたか?
巧の一言と言えば、わかるかな。
すごい弱い調子で書いてあるんで目立たないんだけど(^^;

「ラストイニング」良かったですよ~瑞垣目線の話ですが、これでスッキリ!って感じです(^^)

全編サワヤカな青春そのもの~
かえって、青春のさなかにいる人が読むと「こんなにうまくいくもんか~」なんて思うのかもしれませんね。
わたしは、小説版「スラムダンク」だと思いました。主人公が素人で友人が天才肌で、だんだん主人公のうちに眠っていた才能が目覚めてくるあたりが~ 
 

marieさん、
そうですね~同世代からしたら素直に育ち過ぎなぐらい?
大人が安心して読めるというか、勧められるというか(^^)

あ、「スラムダンク」!私も時々連想しました。
ルカワ?…連はピンポンの窪塚くんぽいかな…
女性作家がスポーツ少年を書くのって、スラムダンクの影響あると思います!
男の子でなきゃわからないという感じではないもの。まんま、ついていけるっていうか(^^)

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