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「銀座開化事件帖」

松井今朝子「銀座開化事件帖」新潮社

直木賞を受賞したばかりの作家さん、読みやすそうな物から読んでみました。
明治7年というまだ揺れ動く時期、幕末に起きた事件のためにひっそりと生きている主人公・久保田宗八郎は30歳。本人は隠居を決め込んでいますが実は影のある美男のよう。
(この前作もあるそうです)
旧幕臣の家柄ながら新時代に馴染んだ長兄の紹介で仕事を始め、次第に良い仲間が出来ていきます。実在人物も含めて、価値観の混乱がありつつも活気に満ちた明治初期の銀座の様子がとても面白い!

この時期既に、銀座通りには一気に煉瓦作りの建物が並んでいたとはねえ…
並木はまだ柳ではなく、土質には柳の方が合うのに~というセリフがあったりして。
ストーリーは方向性はあるけど、具体的にははっきりさせない結末が良いのか悪いのか?というのが~ちょっとね。
深刻なことは過去の話になっているあたりは読みやすくて良いんですが。

作者は大学院で演劇を学び、歌舞伎の企画演出などをやっていた人だそうで。そういう職業の人も確かにいるはずだ!と目鱗な感動。
銀座は好きなんですよ~。
私の育ちは山の手、今住んでいるのは都下ですから、詳しいほどではないけど。
京橋も築地も新橋も銀座を起点に歩いたことがあります。あのへんは地下鉄の一駅がとても近いですから~私のような足弱でも銀ブラ気分で歩けるわけなのですよ。
着物の古着屋さんは一通り行ったかな?
震災と空襲でだいぶ変わってしまったのでしょうが~往時の面影を探してみたくもなります。

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