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「風林火山」

井上靖「風林火山」新潮文庫

2007年大河ドラマの原作を読んでみました。
文庫1冊だけと短いので、話はぐっとシンプル。
印象的なエピソードやせりふはかなり生かされてます。

今川家に士官を認められず9年も飼い殺しにされた山本勘助は、軍師の才はあるが小男ですごく醜いという~内野さんとはちょっと違うわ。
内野さんなら振り幅あるので、これだけの影を含んだ役も出来るとは思いますね。
登場の時が既に50歳でその後20年が語られます…。ドラマだと子供の頃からで士官かなった時40ぐらい?

武田晴信(後の信玄)はおおらかな主君で勘助を信用し続けます。勘助が仰ぎ見る形でしか描かれていないので、会う以前の話は無し。
勘助を気に入る様子を見ている板垣が、父に愛されず不遇だった晴信の心中を思いやる所がありました。

由布姫はほぼ原作通りなんですね。烈しい美しさ、イメージぴったり。
出産の時期が違うぐらい~他の愛妾への嫉妬と和解の話はたぶん今後出てくるんでしょうね…

先週の大河ドラマで同じ上田原の戦いで壮烈な討ち死にをした重臣・甘利と板垣。この本では(村上との戦闘ではありますが)時期が別々。
晴信の転機として印象的にするためにドラマでは一度にまとめたのか、元々異説があるのか、あるいは井上靖が時代物専門の作家ではないので、他の理由でこうしてるのか??
おいおい関連本を探してみようと思ってます。

初めて戦った時の景虎(後の謙信)は18歳だったとか。
両雄がお互いあまり戦いたがらないのが面白いですね。
三浦しをんのブログに、もっと西へ出て行けばいいのに何でここで戦う必要があるのかわからないとありましたが、いやもっと手前で決する必要があって、でもまあ確かにえっと…
だから睨み合うけど、すぐ激突はしないってところもありますかね。

川中島で勘助は討ち死にするんですが~どうせ改変するなら?お館様の後まで生き延びる設定にしてはどうでしょうか。だめ?

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コメント

その昔の映画では由布姫は佐久間良子さんだったような~ 三条夫人が悪役なんです。
ドラマの柴本幸さんは、芯の強い感じがピッタリですね。山本勘助が生涯をかけて仕えた女人というオーラがあります。
武田信玄というと新田次郎の小説のほうが印象が強くて、「風林火山」には首をかしげる部分もありました。もしまだお読みでなかったらオススメします。城攻めの記述がリアルですよ。反面、女性関係のほうはもの足りません。三条夫人も賢妻に描かれています。

参考にした史料によるみたいですよ>板垣と甘利の討死。
井上靖は江戸時代に編纂された軍記物「甲陽軍鑑」を基にして「風林火山」を書いています。これによると、板垣が上田原の戦い(2月)、甘利が戸石崩れ(8月)で死んでることになってますが、同時代の坊さんたちが書い継いだ甲斐の記録「妙法寺記」では上田原でどちらも討死。
「妙法寺記」の方が信頼がおける史料とされているので、大河の方はあえて原作と異なる設定にしているのではないでしょうか。

marieさん、
由布姫を佐久間良子がやったんですか~。若い頃ならそうなんでしょうね。今やどうも、おかかor一豊の母のイメージだなあ(^^;

三条夫人は前の大河ドラマでも、どっちかというと悪役でしたね。
公家の出だから合わなかったんじゃないかという偏見のせいか?跡継ぎ争いのせいか…

新田次郎ですか~多分読んでないと思います。探してみますね!(^^)

おクチ様、
情報ありがとうございます!
おおっ、噂の「甲陽軍鑑」だと、別々なんですか。
勘助はそれで初めて出てくるとかいう。

ざっと調べた時には板垣が上田原というのは定説みたいだけど…
後はよくわからなかったんでした。どうもこの辺は疎いです(^^;
「妙法寺記」ってのがあるんですね!なるほど~納得(^^)

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