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「葬儀を終えて」

アガサ・クリスティ「葬儀を終えて」早川書房

ちょっと前にポワロものの海外ドラマを見て、なかなか良かったんです~。
原作もお気に入りでしたが、だいぶ読んでいないので~どの辺が変えてあるのか確認したくて読んでみました。
ドラマはいかにもクリスティらしい1930年代のファッションが魅力的でした。

アバネシー家の当主リチャードが亡くなり、一族が葬儀に集まってきて、駆け落ちして以来初めて館を訪れた末の妹コーラがふと口走った言葉…「リチャードは殺されたのよね」
変わり者のコーラは言ってはまずい真実を漏らす癖でも知られ、しかも翌日、そのコーラが自宅で強盗に殺されたことから疑惑が広まるのでした。
意外な遺言、ひと癖もふた癖もある一族の誰にもアリバイがないという事態にポワロはどう立ち向かうか!?

年代の古さを感じさせない個性の描きわけに唸らされます。
クリスティはすごいわ~この作品はベスト10に入りますね。ポワロ物ならベスト5に入れたいです。
当時としては時代の先端を行っていた職業を持つ気の強い姪達も今となってはレトロでチャーミング、意志の強さもありながらキラキラと女っぽいです。
当主の義妹のヘレンという女性が大人の魅力を湛えたよく出来た人で~ドラマでは設定はだいぶ変わっていましたが、許せる範囲内でした。

古き良きイギリスの面影が残るお館や老執事なども楽しい。
ティータイムのお菓子も色々出てきて、この作品でスコーンに興味しんしんになったのを覚えています。
「スコーンなどに口がおごっていましてね」というセリフが忘れられなくて~スコーンって上手な人が作ってしかも焼きたてでないとダメらしいんですよね。日本人が作った物はある意味、本場物より口にあって美味しいのかも知れませんが!?

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コメント

クリスティというと、女子どもが読むようなミステリと誤解されがちですが、なかなかに人物描写が鋭いですね。何気ない言葉がグサッとくるというか… 「葬儀を終えて」のコーラですが、ほんとに困るわ、こういう人がいたら(笑)
イギリスのティータイムというと、わたしは「レベッカ」のマンダレイ館での豪華なアフタヌーンティーを連想します。

marieさん、
クリスティの人物描写はほんと鋭いです~。
コーラのような人がいたら周りは大迷惑!ですよね(@@;

「レベッカ」のアフタヌーンティーですか!
すごそう~(^^)
映画でジョーン・フォンテーンがあまり美しいので~劣等感を抱く相手のレベッカとはいったいどんなすごい美女なんだろうと思いました(^^)

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