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「窓の灯」

青山七恵「窓の灯」河出書房新社

この間、芥川賞を受賞した若い作家さんの、これがデビュー作かな。
大学を中退した後、通っていた喫茶店のママに誘われるまま転がり込むように住み込みで働いている若い娘が主人公。窓の向こうを気にする癖があり、いつしか覗き見が日課になっているんです。
雇い主のミカドは常連のお客さんに人気がある大人の女性で、主人公もその色っぽさにいくらか同性愛的な憧れも抱いていて~彼女のことも半ば覗いているようなものですね。
一つの世界が構築されているまとまりはあり、どことなしに~行き場のない若さと気怠く色っぽい空気感が漂っていますが、あくまで気配だけ。悪くはないんですけど~どうということもないと言ってしまえば、ない。
それが文学的?ある意味時代を映しているのでしょうか。
もうちょっと何かないのかという気もしますが~芥川賞ではその辺少しプラスされているのかしら。

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