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「予告殺人」二つのドラマ

アガサ・クリスティの「予告殺人」はミス・マープル物です。
イギリスでドラマ化された番組が12月にNHK・BS2で放映されましたが、最近になって民放でも翻案されました。

本国のはジェラルディン・マクイーワン主演。
多少、演出には新しさがありましたが、ほぼ原作通りでした。
殺人を予告する新聞広告が載り、村人が新手のパーティかと集まってきた所へ銃を持った男が…!?という話。
綺麗な村は一見すると平和なようでも~実はまだ戦後で少し混乱している地方の生活が目の前にカラフルに展開して、面白かったです。
ミス・ブラックロック役の女優さんは昔々シェイクスピア劇場のリチャード3世でお妃をやった人じゃないかなと思ったら、そうでした(由比さんご紹介のページによる)
脇に「エクスカリバー」のギネヴィア役だった人も出ていて、中年の母親役だけど、まだ綺麗で恋する役でした。

民放のドラマの方は前に「パディントン発4時50分」を翻案した時の設定を続けていました。
マープルに相当するのが岸恵子で、ルーシー役をはしのえみ。
原作とは違うキャラなのですが、これがけっこう良い感じ。
日本が舞台で平和な村に住んでいる老婦人が探偵というのも考えにくく、地味になりそうだからねえ。岸恵子を名士の娘にしたことでイギリス風の部屋に住まわせることが出来て、ちょっとゴージャスな香りが加わりました。なかなかセンスが良いわ。
雪の中の旅館という設定に変更してあるのは~クリスティの戯曲がロングランしている「ねずみとり」の雰囲気を生かしたかったのかな?
原作を知っている人には犯人はすぐわかると思うけど~脇の設定も結末も一捻りしてあり、なかなか面白く見る事が出来ましたよ。
「バートラムホテルにて」のドラマ化もいけそうですね。

BSの「予告殺人」は後半だけ放映時に見ていて、声が岸田今日子なのが個性がハッキリわかり過ぎのように感じました。
けれども、いっそのこと岸田今日子マープルのドラマを作ったら、それは面白いのではと想像を巡らせていたのです。
ところが訃報…思いがけないことで、寂しくなりました。

録画して貰った物を最近見て、直後に日本のドラマを見るという順になりました。4作も見たら岸田今日子さんの声もすっかり一体化して感じられます。
マクイーワン版はもっとあるようですが、誰が声を当てるのでしょうか。 

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コメント

岸恵子さんは、洋館がよく似合いますね。
はしのえみさんは、ちょっとイメージと違う~
以前の「鏡は横にひびわれて」を見たのですが、これがまあ、さんざんなお話になってました。クリスティは連続殺人を描いても陰惨な話にならないのが特徴だと思うのですが、ほんわかムードの殺人の画って無理かな?(笑)

>marieさん、
このコンビで「鏡は横にひび割れて」もやったんですか?
あら、それは知りませんでした~知らない方が良かったのかな(^^;

はしのえみさんはルーシーとは全然違いますよね。
ただ、岸恵子とのバランスでは、知的で大人っぽい女性にすると似たような個性になってしまうからじゃないかな~(^^;

クリスティは人の個性の面白さや普通の生活ぶりを前面に出して、死体の描写などは押さえてますからね。
そのあたり、鮮明なテレビ映像で出しちゃうと雰囲気きつくなりやすいかも?

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