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「風が強く吹いている」

三浦しをん「風が強く吹いている」新潮社

直木賞受賞後第一作。
これで受賞した方が良かったかも?
次の直木賞が該当者無しだったので、この作品を超える印象の作品がなかったのかなと感じました。
(後でラインナップを見たら北村薫さんにあげるべきだと思いましたけどね)

寛政大学の学生ばかりが集まったボロ下宿竹青荘、じつは陸上部の合宿所だった… (2階建てのボロい学生下宿に住んでいたことがあるのでちょっと懐かしかったり)
才能がありながら人間関係を嫌って陸上を離れていた新入生の蔵原走(かける)は先輩で下宿の主・清瀬灰二に見いだされ、未経験者を含む10人で箱根駅伝を目指すことになります。
灰二への信頼から半信半疑ながらも練習を始め、次第にのめり込んでいく下宿人達。
ライバル意識むき出しの元同級生も出現する一方で、町内の人々は暖かく応援してくれます。
4年生の灰二は故障を抱えながら、エリート的な管理教育によるだけではない長距離走の姿を目指してチャンスを待っていたのでした…

もてたい一心の新入生の双子、へヴィスモーカーの先輩、クイズマニア、司法試験一発合格の秀才、国ではお坊ちゃんの黒人留学生、漫画オタクなど~個性豊かな面々が楽しいストレートな青春ドラマ。
それぞれに少しは抱えている葛藤もいよいよ駅伝で走る時の独白でわかりやすく、心地よく解きほぐされていきます。
人が学生生活に期待する面白さ、スポーツに期待する熱さ、小説に期待する夢が満載です。

足りない物と言えば恋愛ぐらい?
恋人がいる場合も出てこないので~
ヒロインはスポ根少年漫画の紅一点みたいな感じですね。
襷を通じて繋がる信頼感のほうを強調しておきたいからでしょうか。

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コメント

 3月1日ぐらいに読み終わったのですが、面白かった。たぶん、小説の着想は、箱根駅伝の10区間が先にあって、そのそれぞれに最適のランナーを考えるところから始まったんだと思いました。
 下りの区間は、短足が有利だし、剣道経験者で足腰がしっかりしているタイプがいい、とか楽しんで考えたんだろうな。こっちが駅伝についてもっとくわしかったら、いや、この区間はこうだろう、とか、いろいろ言えてもっと楽しかったかも。
 この作家のほかの本も読んでみようかなあ。

massayさん、
お、いらっしゃいませ~(^^)
三浦しをんは才能ある作家ですよ~。
少女漫画オタクですが、それで培った良い意味での熱っぽさを感じます。
ええっと、他の作品は…
これほど誰にでもお勧め出来る爽快感みたいのはないんですけど~
直木賞受賞作が次にオススメかな。後は爆笑エッセイと多分、今後の作品?に注目!ですね(^^)

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