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「はるかなる地球帝国」

マリオン・ジマー・ブラッドリー「はるかなる地球帝国」創元推理文庫

ついでのことに初期の物を読み返してみました。
タイトルでは内容を思い出せなかったのですが~これ、タイトルのつけかた間違ってるよ!
地球帝国から少年ラリーが父親の転勤でダーコーヴァへ移住して経験する冒険と友情の物語。
わかりやすいエンタテインメントなのに、もったいない。

ラリー・モントレーは未知の惑星に好奇心を抱き、言葉を覚えて現地人の市場へ遊びに行き、不良に絡まれた時に赤毛の気の強い少年ケナード・オルトンに出会います。
少年といっても一つ上の18歳のケナードは当地では既に一人前。元服も済んだといった所でしょうか。
当初は付き合いを反対されますが、貴族であるケナードの一族に名誉ある招待を受けたラリーは、今度は政府の肝いりで半ばスパイのようにダーコーヴァを深く知ることを期待されることになります。
領主の館に滞在中にダーコーヴァ人の中にある対立に巻き込まれて誘拐され、助けに来たケナードと共に命がけで山越えを…

次第に大人になっていくラリーはやがては地球人とダーコーヴァ人の理解を進める架け橋ともなっていくのでしょう。
ダーコーヴァの読みどころはこれ一冊では話が終わらず、彼らのその後や一族のその後の話がどこかで続いているのが醍醐味なので~説明が何だか物足りないですが。
シリーズ全体が絶版になってしまったようで、残念なことです。
原著は65年、邦訳は86年発行でした。

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