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「ライオンと魔女」

C.S.ルイス「ライオンと魔女」岩波書店

今年映画が公開されたナルニア国物語の第一作。
家にある古い本を読み返してみました。
検索したら「ライオンと魔女」ってすごくたくさん出ているんですね!表紙絵が同じなのを左サイドにアップしましたが、うちにあるのは改版でも新版でもない、既にリストには載っていない古い版です。初版(66年)ではなく第9刷(72年)でした。

やっぱり、面白いですね~。
イメージが豊かで、さすがに、三大ファンタジーと言われる世界の名作ですから!
中でも一番子供向けで、なんというのでしょうか、慈しむように語られるのが馥郁たる香り漂うような。
シリーズ全体を楽しみに読みましたが、何度も読んだのはほとんどこの一作だけ。
箪笥の中に入っていく所が好きなのと、アスランが大好きだったんですね。
ライオンというのは子供の頃は特別な存在でした。
「ジャングル大帝」のレオでもあり、「野性のエルザ」のエルザでもあって。
ただアスランが好きなだけに違和感を感じる部分もあって、大人になってからは記憶の中だけで大事にしておいて読み返すことのなかったシリーズでした。

今回読んでみたら、ビーバーの夫婦が好きだったことを思い出し、楽しかったです。家を自慢にしているだんなさんと荷物を作るのにたくさん入れたくて迷う奥さん。
挿絵もとても良いと思いましたね。
最後の方は急展開で、戦争にまでなるのが、児童書でこんな風にする必要があるだろうかと大人としてやや不思議な気分に。物語中ではすっかり成長した兄弟が急に戻ってきてしまうのが…
ちらっと大人の世界をかいま見て、そしてまた自分の部屋に戻る…そこが良いのかしら?

エドマンドは嫌な子で、実際にも時々いるよなあということをずっと覚えていたんですけど~読んでみて彼の目が覚めた時の様子や、アスランが二人だけで話しかけ、周りもそっと仲間に入れようとする気遣いをするところが良いと思いましたね。
大きな間違いをしても取り返しがつかないわけではなく、ちゃんとやり直せる、成長もするんだということ。
これは大事なポイントですね。

ターキッシュ・ディライトの誘惑も~ある意味では楽しいポイントでしたけどね!
本文ではプリンになっているけど後書きではターキッシュ・ディライトとあって、長いことどんな物だろうと想像を巡らしておりました。
これは版によっては違う書き方なのかなあ??

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コメント

中学生の時、面白いからと勧められて読みました! ファンタジーなど読んだことがなかったわたしは、巻末の地図と年代史にびっくりしました。全く架空の国にこんなものがあるなんて!
図書館に通ってバラバラに(借りられてないのから)読んだのですが、もう夢中で読みました。どれもこれも面白かったですね。中では「銀のいす」と「カスピアン王子のつのぶえ」がお気に入りです。
今読むと、女の子の言葉遣いがちょっと古めかしい。文体もちょっともたついた感じですね。

marieさん、
私も最初に読んだのは図書館のような気がします。
通して読んだのは買ってからですけど(兄が買ったんじゃないかな)
今読むと、古風な言葉遣いなので、今出ている版もこのまんまなのか~??

>巻末の地図と年代史にびっくりしました
あっ、そうか、当時だとそうだったんでしょうね。
余りにもそういう物をその後大量に読んだせいで、何も感じないで見てしまいましたが(@@;
そういう先駆的な意味もあったんですよねー。

うちにある「ライオンと魔女」は第4刷です。
他のも見たけど「馬と少年」だけが第1刷で、あとは2刷か3刷でした。
私の場合、言語能力形成期に、なめるように繰り返し読み返したためか、あの翻訳文が自分の日本語の一部と化しているらしいです。(だからって、書く文章が似てるわけでもありませんが)
大時代ではあっても、まるで幼い頃から慣れ親しんだ子守唄の歌詞のごとく、深層心理に染み付いているらしく、読んでいて快いものすら感じます。
美味しそうなものがいっぱい出てきますが、とりわけ木のごはん=土の描写が、(絶対美味しいはずないのに)いかにも美味しそうで食べた~いと思いました。

無幾庵さん、
うちにあるのを全部チェックしてみたら、最後の2冊も72年発行の本だったので、この年に揃えたようです。
そして「馬と少年」はうちも第1刷(67年)!
これは5巻ともなると挫折する人が出て、売れ残っていたのを後で買ったのか?あるいは~他は図書館で読んでいても、ここで待ちきれなくなってすぐ自分で買ったのか??
さだかではありませんが。

木のごはん=土!
なんかイギリス人らしいですよね…
そういう所を覚えてらっしゃるのもさすがだわ~(^^)

無幾庵さんはこのシリーズをそんなに愛読されていたんですねー!
私は多分そこまで行かないんですけど~読んでいて心地よいのは懐かしさがあるんでしょうね。
無意識にしみこんでいるのはもっと早く読んだ「ドリトル先生」やアーサー・ランサム、暗記するほど読んで影響受けたのは赤毛のアンや少女漫画の方かな~?(^^)

年がばれそうですが、わたしが読んだのは70年頃…… 自分で買い揃えたのは、初任給をいただいた頃です。まとめて買ったら高かった! でも、文庫はなんか違うような気がするんです。
アーサーランサム、なつかしいです。ツバメ号とアマゾン号のシリーズ~ あれも、図書館で借りました。
「馬と少年」は番外編ぽくて、おなじみのキャラが出てこないから、売れ残ったんじゃないかしら?

marieさん、
初任給で買い揃えたんですか?
それもかなりの思い入れですねえ!
私はそういう良い物の経験がないから…(^^;

「馬と少年」売れ残りにはそんなわけが…?
なるほど!(^^)

アーサー・ランサムは兄とお金を出し合って一冊ずつ買い揃えていきました。
あれもスーザンという長女が出てくるのが、そういうイメージの名前なのかなと不思議だったものです(^^)

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