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「ぼくの・稲荷山戦記」

たつみや章「ぼくの・稲荷山戦記」講談社文庫

今年文庫になったばかりですが、91年にこの作品で第32回講談社児童文学新人賞を受賞してデビューとのこと。
波津さんイラストの薄緑の表紙が目について、あ~こういう男の子の話なのね?とさわやかな印象。

中学生のマモルは母を亡くし、父は遠洋漁業に出ていて、ふだんはタバコ屋の祖母と二人暮らし。
じつは先祖代々、裏山の稲荷神社の巫女を務める家柄で、祖母はたまに口寄せなどもやっているのでした。
ある日、着物姿で髪の長い美青年・守山が下宿人としてやって来て、山と古墳をレジャーランド開発から守る運動を始めます。
祖母が礼儀正しく接する守山の正体は…!?

わかりやすい文章で、ファンタジー的なシーンもなめらかに描写されて違和感がなく、うまいものです。
跡取りとして頑張る素直な少年と意外な協力者、抗議運動の顛末とファンタジーにしては社会性があり、珍しいほど現実的に話が転がっていきます。
作者の若い頃の経験が元になっているそうで、なるほど…
後に市議にまでなっている前向きで行動的な資質が生かされている物語ですね。

ちょっと前の空気のような気もしますが、シンプルな良さは今にも通じるのではないでしょうか。
古墳の壁画などは、もっとちゃんと保存するように言いたいです~!

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