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「功名が辻(二)」

司馬遼太郎「功名が辻(二)」文春文庫

この巻は、テレビでやっているのとかなり近い内容でした。
千代は元気で明るい、女盛りのイメージ。
後藤吉兵衛が一豊に説教した翌日、城攻めで一番槍の功名を立てた後に命を落とすくだりから始まります。以来、後藤家はずっと家老の家柄だったと…
(吉兵衛の恋の話はありませんけど)

一粒種のよね姫がいて幸せな時期、一豊が戦陣に行かずに留守居役の時も妻子には良い時代だったんですね。
ところが長浜城は地震で崩れてしまうわけです。

千代の和裁の才は、この後に娘の供養も込めて熱が入ったために際だってくるような書き方です。あるいはそういうこともあったでしょうか。
今で言うパッチワークの小袖は、当時、唐渡りの金襴や綸子などが非常に高価で端切れでも大事にされたという状況があったためのようです。
千代のパッチワークが「千代紙」の名の由来らしいのは面白いですね!
証拠はないけど、そうなんじゃないかな。

北の政所は出来た人で、淀君はお姫様育ちであまり個性がないといった描き方。…これじゃ、つまらん…!?
別々に住んでいたし、正面対決したみたいな記録はないようだけど。
戦国時代は天下の美女といわれる人も多く、それが生死を賭けた波乱の運命にさらされるのが面白いんじゃないですか。

戦いの描写を読んでいると、子供の頃からテレビでは何かと見てきたけど、本質的には理解しないまま来たんだなあと思いました。
映像で見る分にはあっと言う間だし、スリルを味わうだけで済むんですね。
子供の頃は恋愛でも仕事でも学生生活でも何でも、経験してないことばかりだったから、特に戦闘をする大人の気持ちだけが理解出来ないとは思ってなかったですけどね~。

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