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「功名が辻(三)」

司馬遼太郎「功名が辻(三)」文春文庫

秀吉晩年の末期的症状のあれこれと、関ヶ原前夜の武将達の動向が主に語られます。
遠征や築城にかかる費用を秀吉は自分では出さず、大名達に自腹を切らせていたとは驚きました。
考えてみたら、そうでもなければ出来ないか…?
ご道楽がいつ止むかと全国が待ちかねている有様だったんですね。

千代は淀君に小袖のことで呼び出され、側近の大蔵卿の局に味方になるように迫られて、キッパリ断ってしまいます。この辺は史実かどうか知りませんが~ドラマには出てくるでしょうね。
ついに挙兵した三成方から届いた誘いの書状を、封を切らずに徳川へ見せるようにと、陣中にある一豊に言ってやったのは史実。
こちらの方が、十両で名馬を買ったのよりもお手柄ですね。本当に賢かったんだとよくわかります。

同じ時期にガラシャ夫人は自邸の礼拝堂で家来に胸を突かせて自決。
ガラシャは名高い美人で、夫の細川忠興の熱愛ぶりは当時珍しいほどだったため、奥方を人質に取れば寝返るのではと狙われていたとか。
このいきさつも鮮烈です。
 
秀頼は成長した時には見たところは意外に立派な青年になっていたということだけれども、城中で女官にかしずかれているだけの生活だったので、これでは暗愚になるしかないと作者の弁。
…そ、そうかもしれない…
さて、4巻で終わりなんですが~どうしようかな。

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コメント

3巻終了後も、まだまだ山内家、いろいろ大変です。大河の方は、千代をはじめ、北の政所、淀君などどうも、私は今までのイメージとしっくり来ないですが、sanaさんはいかがですか。千代と一豊も何だか見た目のイメージというか話し方、雰囲気が一豊の方が賢そうに感じられてしまって。千代は、思慮深いというのではなく、カンがよいって感じ?北の政所は個人的にはもう少し聡明なイメージであって欲しいけど、でもこのキャラもありかもとは思います。ガラシャさんは結構好き。

sigeさん、
そうですねえ~千代のイメージっていぜんにはあまりありませんでした。大河の主役としてはちょっと落ち着きがない感じ?明るくて愛嬌があって、賢さが前面に出ないのが良いって解釈みたいですね。
経験を積んでから賢さが際立っていったというのはありうるかも?
一豊は真面目で不器用、奥さんと愛し愛されるのはわかる感じが適役かと(^^)

北の政所は実像とは違うような気もしますが、浅野ゆう子版としてはありかなと、わりと気に入ってます。
淀殿、ちょっと性格悪い…プライド高かっただろうとは思いますけどね。
ガラシャさん、凄みがあってなかなか良いわ~。
これだと滅多にいない感じで、旦那も手放せないでしょう!
「家を滅ぼそうという怨念が感じられる」みたいなことをガラシャと淀について言うのがちょっと違和感ありました。八犬伝じゃないんだから。戦国時代にはあまりぴったりしないような。

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