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「最後の希望」

エド・マクベイン「最後の希望」ハヤカワ・ポケット・ミステリ

弁護士マシュー・ホープのシリーズの最終巻。
タイトルはホープとひっかけてあるわけです。
最後と知って読むのを延ばしていましたが~5年ぐらい前のもの。
もっと長い間続いている人気シリーズの87分署シリーズの主人公、キャレラと同時出演というおまけ付き。
電話で話すだけですが、お互いに好感を抱くという展開。

弁護士というのは一般には警官には天敵だそうで…
やっと逮捕した容疑者の権利を守ると言って登場し、知恵をつけたり、裁判を無効にしたりという仕事ぶりが気にくわないらしいです~。

ホープはフロリダの弁護士で、87分署よりもだいぶ南の開放的な土地に住み、公僕でもない自由さを謳歌してか、なかなかの色男ぶり。もっとも、別れた妻と娘には弱いようです。
事件も土地柄を反映してか、無軌道に色と欲に生きる連中が登場することが多いです。

今回の事件は、連絡を絶った夫と離婚するために探して欲しいという人妻が現れた直後、夫と思われる射殺死体が発見され…
一筋縄ではいきませんが~プロの犯罪者の計画が狂っていく有様が意外な面白さ。

でも刑事弁護士の仕事には限界を感じて民事に戻るとキャレラに告げるという終わり方でした。話の中ではシリーズ当初から3年ぐらいしか経過していないらしい。
作者が弁護士を探偵役に描くのには限界を感じたのかな?
キャレラは行きずりの電話の相手に別れを告げる時にまで何かあったら電話をくれなんて、何て良い奴なんだ…!

新作でもゆったり読める安全パイの偉大なるエンタテインメント作家でした。
まだ何冊か読んでない本が残っていますが、亡くなったのが惜しまれます。

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