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「ドミノ」

恩田陸「ドミノ」角川文庫

楽しく読める小説です。これと、三浦しをんで、お盆休みは笑って過ごしたって感じ。

ある日、東京駅にさまざまな理由で集まって来た27人と1匹。
町ほどもある巨大な駅構内で、句会のために上京してきた老人、ライバルの母親に下剤をもられた子役、恋人に別れ話を切り出そうとしている男、次の幹事長を決めるために推理合戦をしているミステリ研究会のメンバー、ホテルに滞在中の映画監督、3時までにノルマ達成を目指して奮闘する保険会社の面々、爆弾を持った過激派…
彼らの行動が絡み合い、もつれ合って、最後はもうれつな勢いでドミノ倒し状態になるわけです。

恩田陸、こんなのも書けるんですねえ。
作品ごとにタイプと雰囲気を変えるのが最大の特徴ではありますが、どちらかといえば丁寧でしっとりした印象で、こんなにテンポが速いのは珍しいのでは。
登場人物が多いので、一つ一つは薄味になるかと思っていたのですが、これが上手く描き分けられていて、細部のリアリティに爆笑!

初めての人に「動輪の広場」で待ち合わせはちょっと無理でしょう!?
奥さんからこの袋の店でお土産を買ってくるように言いつかってきたとか、それがわりとしっかりした黒い袋(どらや、つまり虎屋がモデル)なので、怪しげな物を入れて運ぶのに使う奴がいるのもわかる気がするし。
デパ地下大好きなので~おやつを買い出しに行くなら東京と銀座とどっちにするか?ふだんなら松屋だけど、この時間だったらいつもは売り切れてしまう限定の物を買いに行きたい!とか、すっごいよくわかる~。
何といってもカッコイイのは一見地味なOLのえり子姉さんでしょうか。
ピザ屋の兄さんの巨大なバイクとそれに乗ってふらふらになる社員もおかしい。
子役もなかなか活躍するので、あの子が良いかな~と思い描きつつ読みました。
実写でやって貰いたいなあ~!

これ、ジャンルは何だろう?

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