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「フローリストは探偵中」

ジャニス・ハリソン「フローリストは探偵中」集英社文庫

ガーデニング・ミステリーと銘うたれたコージー系(気楽に読めるタイプ)のミステリ1作目。
主人公のブレッタは花屋を経営する40代で、1年前に夫が急死、子供もなく、仕事に打ち込んでいます。
かなり豊満だったのが一時食事が喉を通らなかったからか、ダイエットに成功、何十キロも痩せたところらしい。ダイエットの話題も出てきます。

店に卸す花を栽培していたアーミッシュのアイザックが花畑で命を落とし、その兄のイヴァンとは友達であるブレッタは調査を頼まれます。
ブレッタの夫が保安官助手だったので、長い間事件の話を聞いてはヒントを出すようなことをやって来た経験があるのでした。
アーミッシュの人々の暮らしぶりや交流が面白くて、ガーデニングの話よりこっちの方が重点かも。

夫が亡くなるというのはコージー系ではよくある設定で、それは心地よい(コージー)なのか?聞きたくなりますが~昔の少女小説では主人公がたいてい孤児だった、てのと同じ仕掛けかな?
ブレッタは好奇心旺盛でいささか強引な性格という感じですけど~はっきり物を言いすぎるのも夫を亡くしたショックと悲しみだけは誰にも言わないでいるせいもあるみたいですね。

新聞配達の少年がなぜかあちこち妙な所に新聞を置いていくというささやかな悩みの種もあり、この解決がお見事!いっきに好感度上がりました~。
裏表紙の解説は地味すぎ…

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コメント

コージーは未亡人が多いんですか!
それは気がつかなかったです。人生の酸いも甘いも噛み分けたオトナの女性という設定だとそうなるのかな?
昔、コージーの定義というのをやりました。①ヒロインにアプローチしてくる男性はあやしく見えるけど、じつは犯人ではない。②殺人はヒロインの狭い生活範囲内で起こる。③ヒロインは職業婦人 ④何人死んでもみんな明るい~
まだ考えられるでしょうか?(笑)

marieさん、
ジル・チャーチルやシャーロット・マクラウドは未亡人になった所から話がスタートしていますよね。
コージーで一番多いヒロインはむしろ「主婦」じゃないかと思います~。でも今時は仕事も持ってるけど…

で、ダンナさんとカップル探偵の場合もありますけど、最初の旦那はなくなって(もしくは、いなくなって)ると、一度現実をリセットした所から読者が話に入れると思うの。
作品中でロマンスが生まれる可能性があるという楽しさもあるんじゃないですか?

コージーはどっからどこまでがそうなんでしょうねえ…
あはは④何人死んでもみんな明るい~は、よかったですね!

アガサ賞狙いかどうか、とか?
ヒロインは職業婦人というのは、女性作家が書く探偵すべての定義のような。
作品の骨格がしっかりしていたらもうコージーではないのだとしたら、ちょっと失礼ですよね(^^;

そうか、考えてみれば職業婦人というのは、コージーにかぎりませんね。前言撤回。
思い出したんですが、⑤ヒロインの前に都合良く二人の男性が現れ、そのうちの一人があやしく思われるが、じつは犯人はもう一方のほう というのも考えました。これは、あてはまるのは少ないかな? 

marieさん、
アヤシイ二人の人物~少女漫画だったら、まず白い髪の方が犯人かな?…でもアップの具合や優しさを示すエピソードにもよるけれど(^^;
クリスティの頃から恋のさや当てはありましたけどね~二人とも口説いてくるような話だと、どうでしょう、そんなにはないかも…??

恋人候補のような人物が怪しく見えてもじつは本心ヒロインを好きだったら、コージー!
恋人が犯人で、ヒロインが撃ち殺したら、女探偵物!
(…ぶっそうな)
必ずじゃないけど、これに近い傾向はあるんじゃないですか!?

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