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2006年7月

「豆千代の着物モダン」

豆千代「豆千代の着物モダン」中央公論新社

モダン着物コーディネーター・豆千代さんの一冊目の本です。
見ているだけでも楽しい、絵本のような一冊。チェックや水玉など、ポップでモダンな可愛らしい着物の着こなしを次々に見せてくれます。
豆千代さんは98年にまずアンティークの方でショップオープンしてるんですね。神田の生まれで小さい頃は舞妓さんになりたかったほどとか、なるほど~。
着つけそのものはきちんとしていて、着物が大好きなのがよくわかります。着物の形に魅せられているので共感しました。
あちこちで書き込まれている着こなし方の細かいコツも親切。
初心者でも取っつきやすく、楽しく眺めながらだんだんと奥の深さにも気づかされるでしょう。

全体的なムードは若向きですが、発想が自由になるような刺激を貰えるというか、うまくヒントに使える所もあると思います。
欲しい物がないなら自分で作ってしまえ!という元気さに感心しました。
最近の着物ブームから再び日常着にまで発展したと後で語られるようになったら面白いと考えていたなんて!その心意気や良し!ですね。

「スイートホーム殺人事件」

クレイグ・ライス「スイートホーム殺人事件」ハヤカワ文庫

クレイグ・ライスの傑作ユーモア・ミステリ。
男名前だが女性で、作中の母さんと同じく、幾つものペンネームを使って子供達を育てあげた忙しいミステリ作家だったんですね。
自身の3人の子をモデルに描いた、子供が主人公で探偵役の唯一の作品です。
愛情がこもっていて、ホントに楽しいの。

カーステアズ家の3姉弟の隣の家で銃声が…!
いばりやのサンフォード夫人が殺されて、殺人事件の重要証人となった3人は大張り切り。
ミステリ作家の母さんが事件を解決すれば、ご本がもっと売れて、母さんはこんなに忙しくなくなるかも知れない~と期待します。
ところが執筆中は一心不乱になる母親は関心を示さないので、子供達だけでなんとか解決しようと知恵を絞ります。ハンサムなビル警部との縁結びまで…!
母のマリアンも警部もチャーミングで、微笑ましい展開になります。

14歳のダイナは鳶色の髪でお姉さんらしく面倒見の良い健全型。
12歳のエイプリルはすごい美人になりそうな金髪で頭の切れるおしゃまな少女。
10歳で末っ子のアーチーはいつもどこか汚れているやんちゃ坊主で実はお金持ち、姉たちにこき使われるとぼやきながらも仲が良い。
アーチーの悪ガキ仲間の地廻り団の活躍も捜査を攪乱させて笑わせてくれます。
近所の大人達の様子も案外、子供達には丸見えで、子供と思って偉そうに或いは無防備に対する事で現れる人柄におかしみがあります。

夏風邪で頭がぼうっとしていたので、こういう時にはこれだわ!と引っ張り出して読みました。
何度読んだかわからないぐらいですねえ。
古風な翻訳が内容にピッタリ、今となってはレトロで、新鮮でした!

玄米チャーハン

写真を撮る暇がなかったんですが~好評だったので、メモしておきます。
ゆうべ炊いた玄米が固めだったので、チャーハンにしたらちょうど良いなと…
分量は4人分で長ネギ6センチぐらい、生姜1センチぐらい。
ちりめんじゃこ大さじ3杯ぐらい、ハム4枚、卵4個。
エリンギ太いの1本、しめじ小さいの1パック、えのき3分の1パック(キノコが少しあれば何でも良いんです)
このために残しておいた春菊2本(別になくても大丈夫だけど)、ミックスベジタブル少量(ざらざらっと)、紫蘇の葉を数枚(家の庭に生えてたもの)。

作り方は普通だと思いますが~いちおう。
材料は食べやすい大きさに切ります。
中華鍋を熱くしてからごま油を大さじ1~2ぐらい入れ、みじん切りにした葱、生姜を入れ、ついでキノコを入れ、どんどん材料を足しながら炒めます。
ちりめんじゃことハムで塩気が出るので、最初のうちは塩は入れません。
紫蘇の葉は細く切っておいて最後に入れます。

うちの場合は母のために柔らかい方が良いので、途中で火を弱め、お酒を入れて少し煮込む感じにします。
それから中火にして、具を少し鍋の片側に寄せて溶いた卵を入れ、そこにご飯を入れて混ぜ、全体を混ぜてほぐしながら炒めます。

味付けは最後にケチャップと醤油で。
ケチャップを適量(お好みで・べたつかない程度)全体に混ぜ、醤油は少なめの量を鍋肌で焦がして混ぜます。
味を見て、塩気が足りなかったら加減します。
できあがり~!

トロピカルサマーショートケーキ

夏のメニューです。
Vfsh2229_1あっさりしたスポンジケーキの上にはマンゴーのピューレが塗ってあって、いかにもトロピカルな色合い。キウイと生クリーム、ラズベリー1個が載っていて綺麗です~。
ケーキの間にはマンゴー入りのクリーム。黄色くてまろやかなのは何の味だろう?と迷いました。バナナは形がわかる状態で入っていて、バナナの甘み以外は甘さはそれほど感じません。
紅茶はアッサムにしました。濃いめの味が合うんです~。
ちょっとお久しぶりのアフタヌーンティールームでした。

映画「北の零年」

評判の良かった映画なので、DVDで見てみました。
明治維新直後の北海道開拓の話です。
藩内の対立を解決するための政府の引き離し策で、藩の半分が蝦夷地へ送られたという意外な理由から。こんなことあったんですかねえ?

船のうち一艘は難破して後から来るはずの仲間を失いながらも、侍も奥方も一丸となって畑を耕しますが、廃藩置県で全てが無効になってしまいます。皆が待ちわびた殿は一度は来たものの「許せ」と一言つぶやいて去り、米の研究に札幌へ行った夫は戻らず、裏切り者と非難され…
と次々に試練が降りかかります。

実質的なリーダーだった渡辺謙の妻役が吉永小百合。
まだ綺麗な女、幼い娘のいるお母さんで十分通用するのに感心しました。
薬売りから出世する男が狙って手ごめにしようとするんですからねえ…
豊川悦司がアイヌの名を持つ謎の男で、たびたび窮地を救う儲け役。
これを目当てに見たんですが、カッコよかった!
出番が少ない…けど、目に焼き付いているのでリピート再生してます。
ファンなら必見ですよ。

しっとりと丁寧に描かれた映画で、それぞれの役の扮装、メークなどは完璧。いかにもいそうです。ただちょっと典型的すぎるきらいも…
総じて男達はナンだけど、女性達がたくましかったですね。
小百合サンの役は積極的に強いのではなく女らしく一途なだけで、誰かが助けてくれるんだけど、希望を捨てないラストは似合っていました。

ただ余りにも真面目一方で笑える所や気の抜ける所がない。
時々休んだので、見るのに何日もかかりました。
景色は綺麗で、最後は牧場を走る馬たちが(とても人間だけでは耕せない土地なので希望の象徴でもあるだけに)素敵です。
もう少し、個性のふくらみで出てくるおかしみのような味が欲しいかなあ。そういう点では小さい役だけど阿部サダヲが良かったです。

かわいい~ずんだ餅

Vfsh2229「たちばな」のずんだ餅です。
色がキレイで食べやすそう、小ぶりで値段も可愛かったので~
しっとりした口当たり、上手く作ってあるもんだなと親も言ってました。
枝豆と大豆と白隠元豆が使ってあるということで納得。

五目汁そばでランチ

雨続きで湿度が高く、じっとりとしたお天気。
何かを吸い取られてエネルギーが溶け出していくような~~
Vfsh2228こういう時はお腹に優しいスープで、栄養摂らないとねえ!
イカと豚肉と野菜たっぷり、五目どころか十目は入ってます。
ラーメンと言わず五目汁そば、というネーミングなのね。
そして注文票には手書きで湯麺と書いてあったような…いや、湯面だった!?

眠い日

Vfsh22157月も20日過ぎというのに~先週の猛暑より10度も気温が低く、湿度だけがやたらに高くて、とろとろに溶けそうな日です。
猫も寝てます…Vfsh2223 大あくび~
Vfsh2220こういう日は眠いんですよね~。
部屋のあっちとこっちで眠くて仕方がない状態。
近くへ寄ったので起こしてしまいました。

昼間は何も出来なかったので~夜中に洗剤を冷蔵庫とドアに吹き付けて掃除しましたよ。台所もカビごと溶けかかってるみたいな有様なので…!?

「ハウルの動く城」

テレビ放映を楽しみに待って、初めて見ました。
宮崎アニメはいつもテレビの初放映を録画して見る、というぐらいにはファン。それ以上のことは特にしないんですが。

前の2作が話題になり過ぎたせいか、これは余り評判を聞きませんでしたね。
千と千尋は日本的なユニークさがあり、色彩豊かで、見ているだけで楽しかったので~原作付きというと、もっと分かり易いファンタジー世界のお話に戻ったのかな?という予想。それはほぼ当たりました。
原作はそんなに分かり易くもないんですけど、確かにアニメ向きな感じはしてました。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズはイギリスでは国の宝とまで言われているそうです。

すまファンとしてはキムラ君の声優というのがくすぐったかったです。
丁寧にキャラに合わせて抑え目の発声でした。
ひょろっとした金髪の王子様みたいな絵にかぶると二重写しになってしまってちょっと、(王子様タイプじゃないし)照れくさいような~。
後半、髪の色が変わってからは見た目が本人に似ているので当て書きみたいな… すっかり一体化した印象でした。
ソフィの地味な性格は分かり易かったですけど~外見がずっと90の老婆でも見づらいと思うんですが、ああころころ変わるのもどうなんでしょ?

荒れ地の魔女は原作と違い、妹が魔法に絡むのもないし、サリマンと出会う場所も違うし、とはいえ正確には思い出せないので、こんなんだったかなあと悩みながら見てました。(続編も読んでるので、頭の中で混じってるし)
後半かなり単純になってたわけですが、まあアニメとしては妥当かも知れない…
ダイアナ・ウィン・ジョーンズはもっと大人っぽいんですが、そりゃ時間内におさめる内容として難しいかも。

荒れ地の魔女は面白かったので変えてあってもオーケー。何しろ、美輪さんが素晴らしかったの、どんなシーンもドンぴしゃで、さすがだわ~。
火の悪魔カルシファーも可愛かった!
暖炉やハウルの部屋がイメージ通りで楽しかったです~。
アニメにすると良さそうだと思ってたシーンで、ないのもあったけどね。

「直線」

ディック・フランシス「直線」ハヤカワ文庫

ちょっと夏風邪ぎみで頭が重いので~安らぎを求めて、お馴染みの作品を読み返しました。
文庫発行は95年、原著は89年の作品です。

騎手デリックは足首骨折で休業中、事故で急死した兄から宝石の輸入会社をはじめとする全てを受け継ぐことになります。
年の離れた兄グレヴィルとは一緒に暮らしたことがなく、大人になってから新たに知り合い始めたばかりのようなもの。
畑違いの仕事に戸惑いながらも、周囲の不信の目を跳ね返し、兄が大量に買い付けたダイヤが行方不明になっている謎を追求していくと、なぜか命を狙われる羽目に…!?

今回のヒーローは成功している現役の騎手でもあるので競馬がらみのシーンもありますが、怪我で休業中ということもあってか、デリックの性格はフランシスの作品の中でも物静かな方でしょう。
淡々としていてやや孤独がちだが内面は真っ直ぐなところが兄弟で共通しているようで、兄の人柄を再発見していく様子がさわやかな雰囲気を醸しだしています。

兄の愛人との出会いは一捻りしてあり、会社に勤めている女性達も個性的で、ジューンが可愛い。
兄というのが小道具好きで、最新の機器を取りそろえ、本は中が空になって物が入るようになっているし、床にも机にも隠し戸棚、パソコンには謎々のファイルと遊び心旺盛なのが面白く、古き良き探偵物みたいな楽しさもありますよ。
解説が池澤夏樹氏です。

海老玉サンド

シュリンプ&エッグ・サンドイッチだったかな~お店の表示は。
チーズと、固めに茹でたブロッコリーも入っていました。Vfsh2214
胡麻パンの風味と合っていて、美味しかったです~。

今年の浴衣と夏着物

浴衣は今たくさん出ていて、次々に素敵な新作が出るので~持ってるくせに欲しくなってしまいます。
Vfsh2187これは展示会の引き出物なので、直接的には無料で入手した物。
着物のような濃い紫色とすっきりした花柄、好みのラインです~。
Vfsh2193色がなかなか出ないんですが。こっちの方が近いかな~
浴衣にしては、あんまり涼しそうじゃない?ですかね。
(こういう着物が欲しい…)

Vfsh2179こちらは、たんす屋でゲットしたポリエステルの着物。
紗紬と書いてあるようです。少し透けます。でも着たら暑いんだろうな…
新古品のバーゲンもので7千円。
ポリエステルでないとなかなか着ないし~
練習に着るにしても、この暑さでは…と夏物を探していたんです。
なんとか、これぐらいなら着れそうかな?というラインを見つけました。
しかし夏用の小物もあまりないような…夏物って白っぽいので、母のは古さが目立ってしまって。
まだ写真撮る時間を作るのがやっと、なんです~。

焼きそばセットでランチ

お野菜豊富で、一番人気の焼きそばセット。
Vfsh2143まだまだ梅雨が明けない、しんみりしたお日和。
先週は34度が珍しくなかった後だから寒く感じるほどなんで~
栄養摂らないと夏風邪にはまりそう!?
ちょっとだるくて、頭が痛いんですよ~。
こんな日には特にスープが美味しかったです。
あっさりしているけど、良いお味。これは真似て作ろうっと。

「死ぬまでお買物」

エレイン・ヴィエッツ「死ぬまでお買物」創元推理文庫

わけありのニューヒロイン登場のユーモア・ミステリ第一弾。
フロリダで高級ブティックの店員になったヘレンは、店長もお得意様も整形美人で、バカ高い服に身を包み、餓死寸前までダイエットする有様に目をみはります。この辺の描写が強烈。
店長が殺され、まわりはアヤシイ人物ばかり、仕事を引き継いだヘレンは証拠探しを始めます。

もとは事務職のキャリアウーマンだったヘレンには不似合いな職場なんですが、別れた夫から逃れるため、記録を残さない仕事を見つけなければならない事情があったのでした。
ヘレンに何があったか、小出しにわかっていくあたりは上手く書けています。

一ひねりした設定に新味があり、下宿の人たちなどけっこう面白いです。
気の強そうなヘレンだけど人物像がまだはっきりしない部分もあり、店はつぶれたし、どうするのかな…しばらく逃げ続けるのか?
最近、こういう気楽に読めるミステリはいまひとつパッとしなくて品不足気味なので~今後の展開に期待したいところ。

シエスタというお茶

最近、愛飲しているお茶です~。
Vfsh2174涼しそうでしょー?
ルピシア(というメーカー)のシエスタというお茶は、飲むサラダといわれるマテ茶が主体。
カフェインフリーの飲み物です。

マテ茶だけだともっと薄い色になりますが、私はこれに少し紅茶を足して出してます。
Vfsh2172今回はウィタードのアッサム。
赤い色が出て、癖のないのが~合わせ技には良いですね。
冷たくすると、昼食後に最適のお茶になりますよ~。
手前の葉っぱは、シエスタです。

「ほとんど記憶のない女」

リディア・デイヴィス「ほとんど記憶のない女」白水社

え、それ、私のこと?とタイトルを知った時から気になっていた本。
51もの作品を集めた短編集で、ごく短い言葉遊びのような物も入っています。
題になった作品も短いですが~本を読んだメモをつけているがどんどん忘れていく女性の話なので、ますます自分のことのようです!?

簡潔な文章で、どういう女性なのか、特殊な脳なのか、癖なのか、色々な解釈が成り立つ可能性がありますが。
これがもし、作者がモデルなのだとしたら…
おそらく世俗の雑多な内容は頭をすり抜けていく人で、自分の内側で輝きを放つ真珠のような物だけが残る人なのではないかしら。

私小説的な「サン・マルタン」はカップルで長期滞在の留守番を仕事としてやった時の経験を書いたまあ普通の短編で、この時のパートナーはポール・オースターだそう。な、なるほど…

いかにも知的で哲学的でもあり、難解というほどでもないけれど、簡単にわかったなんて~とても言い切れない?
女性なら共感出来そうなことをきらっと鋭くついて見せたりしつつ、大事に磨き上げた言葉でよどんだ空気を払ってくれる、さわやかな風が吹き抜けたような好印象。
一見バラバラな短編も、全体を通すと作者の雰囲気は伝わってくる感じがありますね。
アメリカ文学の静かな巨匠という評価を得ている作家だそうです。

人魚のパンとトルティーヤ

アンデルセンでのランチです~。(立川・伊勢丹B1)
Vfsh2161今月のパンは人魚姫~可愛いので思わず。
パンの上に透明なゼリー?のようなものを張った状態で水を演出。
これがなかなか美味しいの。
お魚パンみたいでもありますが…人魚姫は海に顔突っ込んでるんですかね?髪の毛?に相当するみたいなのはプルーンです。
Vfsh2157トルティーヤも新作かな。
チキンはローストしてサイコロ状に切った感じ、ズッキーニ、茄子、トマトと野菜たっぷりで美味しかったですよ。
飲み物はコーヒー、習慣でレモンも取りましたが、これは冷たい水に入れて飲みました。

「天使の帰郷」

キャロル・オコンネル「天使の帰郷」創元推理文庫

マロリーのシリーズ4作目。
ニューヨーク市警の巡査部長という身分を捨て、姿を消したキャシー・マロリー。実は復讐のため、故郷に帰っていたのでした。
通常の良心を持たない美貌のスーパーヒロインの秘められた過去が明らかになります。

気の良い大男でマロリーに片恋の相棒・チャールズがたどり着いた田舎町にはマロリーそっくりの天使像が…それは17年前に謎のリンチ事件で命を落とした女医の墓碑。天使の抱いた幼い少女こそがマロリーだったのです。
亡き母そっくりに成長したマロリーが町に着いた途端に事態は動き始め、宗教団体の教祖が殺されて、よそ者のマロリーは黙秘したまま既に拘留の身。
しかし保安官はマロリーが子供の頃を知っているので、実はマロリーの身を案じていたのです。

17年前の事件の真相を追って、どんな手段も辞さない決意のマロリー。町で進行する奇妙な出来事の歯車が次第にかみ合い、幼いマロリーの負った傷も明らかに。
老いた愛犬が待ち続けていたあたり、泣かせます。
おなじみライカー刑事も現れ、マロリーに邪魔にされながらも事件解決に協力して良い所を見せます。時々、笑わせる役割も~。
そして崩れかかった屋敷に住みながらあたりに広大な所領を持つ老婦人の切れっぷりも凄い。映画にしたら良さそうな~仕置き人かガンマン物みたいなクライマックスへ。
スーパーヒロイン二人の破壊的・痛快アクション!?

「ヒストリアン」

エリザベス・コストヴァ「ヒストリアン」日本放送出版協会

処女作にして全米ベストセラー第一位になったという、吸血鬼をめぐる歴史ミステリ小説。
作者自身のようにも思える女性歴史学者が献辞を述べ(この日付が2008年という未来になっている凝りよう)、過去を回想する形式で始まります。

1972年、アムステルダムで、16歳の少女は父の書斎で不思議な本を見つけ、謎に魅入られていきます。本の中にはドラクリアと記された龍の紋章以外何も書かれておらず、「不運なる後継者へ」という手記が…
そのことを知った父ポールは娘を旅行先に同行させ、苦しみながら渋々、かって父の恩師ロッシ教授が失踪した事件を追って行動したことを語り始めます。
幼い頃に死んだ母ヘレンとの出会いも実はその頃で、少壮の歴史研究者どうしだったのです。ハンガリーで成功したしっかり者のその伯母やイスタンブールで出会う教授夫妻、ブルガリアの老いた農婦など、脇役も魅力的に描かれています。

15世紀に実在したワラキア公ブラドは串刺し公と異名をとる残虐ぶりで知られ、当時激しく戦ったトルコ人はもちろん、国内でも犠牲者を出していました。
ドラクリアというのは父がドラゴン騎士団だったので、その息子という意味。
吸血鬼というのは後の作家ブラム・ストーカーの創作ですが、この本の中でも当時の古文書や民謡、伝説を拾い上げ、恐れられた実像はかなり近い物になっていきます。
ロッシ教授の若い頃にも、ドラキュラが生きていると思わせる事件が起きていて、それが現代まで…!?

ロッシの若い頃に起きた事件、父の若い頃のロッシの失踪、そして消えた父を追う娘とドラクリアの真実を追究する3世代の探索行がヨーロッパ各地やトルコで繰り広げられ、螺旋階段をまわりながら地下へ降りていくような感覚。同じ土地を訪れたり似たようなシーンを経ながら、クライマックスへと向かっていきます。

日本人が余り知らない土地や、世界遺産にもある有名な修道院など各地の訪問は観光案内のようなお楽しみ。
虚実取り混ぜた内容で、古文書や図書館の細かい描写に真実味があり、だんだんと事実のような気分になってきます。
美しい吸血鬼に魅せられる、というようなファンタジーな話ではないですが。
遙かな時代から続く歴史の重みを感じさせ、守り合う家族の愛情と、命がけで闘う歴史学者達の絆は感動的です。
書簡で語られる部分も多く、じりじりさせられる展開ですが~読み始めたらやめられない!ですね。

映画「エマ」

ジェイン・オースティンつながりで~グウィネス・パルトロウ主演の映画をご紹介。

時は19世紀初頭のイギリス、ファッションはハイウエストでほっそりしたエンパイアスタイルの時代。
今より若かった華奢なパルトロウにこういったドレスはよく似合い、田園や屋敷など、とても綺麗な画面が続くので、気分よく見れます。

大きなお館に住むエマは優しい父に愛され、村の小さな世界ではちょっとした王女様的存在。
綺麗で悪気はなく可愛らしいが、まだ恋も知らないのに、身近な人たちの縁結びに夢中になっていて、これが世間知らずなために見当違いの波紋を巻き起こすというコメディです。
親友に薦めたいと思った牧師はエマに求婚してくるし、自分にふさわしいと少なからず思っていた若者には隠していたがとっくに別な相手があり、親友が好きな人も見当はずれ。
そして、エマが本当に愛していたのは…?
軽いノリですが~ユーモアと皮肉をまじえ、人生の真実をついている面もあります。

「ジェイン・オースティンの読書会」でエマはわがままだけど、タイトルが主人公の名前になっているのはこれだけなので、作者はエマが一番好きなのではないかという意見がありました。
そんな気もしないではありません。
「美しい娘が恥をかいて成長する、というストーリーは昔から好まれる」という意見もあり、へええと感心。
他にあまり心当たりがないんですけどね?

エマが兄のように信頼する紳士をジェレミー・ノーサム。
端正で当時の衣装がよく似合い、コスチュームプレイ(歴史劇という意味での)に良い役者が出てきたと、映画館で見た時に歴史物好きとしては感動したものでした。
エマに振り回される気の良い村娘の役だったトニ・コレットもなかなか個性的で、「シックスセンス」の母親役などで出世していきましたね。

アジサイのお菓子

紫陽花を模した和菓子は色々出ていますね~。
Vfsh2144ピンクとブルーの色合いが綺麗だったので、菊廼舎(きくのや)のこれにしてみました。
ゼリー?部分は思ったより固く、四角い形を綺麗にするためなのかな?
手前は二つに切った所、中身は色を引き立てるためでしょう~シンプルな白餡です。さっぱりしたお味(^^)
くるんである葉っぱはけっこう紫陽花の葉のようにも見えるのが面白い~広げると桜の葉なんですけどね。

ドラマ特別編と韓国コメディ

以前にヒットしたドラマ「HERO」の特別編をやるというので、楽しみに待っていました。
同じ時間帯に「誰にでも秘密がある」という韓国の映画があり、これも面白そう。
しかも10時からはNHKで企画物の音楽番組が…

最後のを親のビデオで録画することにして、自分の部屋ではHEROを録画、韓国映画を見ることに。
この場合、もし視聴率調査が入っていたら、木村くんじゃない方になっちゃうのよねえ。録画する方が大事なのに。

雑誌の表紙で気合いの入ったきれいなアップを披露していた木村くん、ドラマでは最初うさんくさく思われるのも仕方ない見た目はとぼけた役ですが、日焼けししてたくましくなった感じを出していました。
地元の検察官達も良い配役で、若い綾瀬もすっぽりはまってました。
やはり脚本の手際がよいので、美しい海に面した田舎町が良い感じで描かれ、犯人も嫌な奴ではなくて、(そりゃ問題はあるけど~)なかなか後味が良かったです。
最後に古巣へ転任というサービス設定で、懐かしい顔ぶれが勢揃い。豪華メンバーだったなあとつくづく。
またやって欲しいぐらいだけど、ダメかしら~?
時々チャンネル変えたりしてたわけですが~最後の方になっていきなり録画が終わり、あわててテープを変えました。
三つの番組を録画するためにテープを何本も慌ててチェックしたため、結局間違えたテープに録画を始めてしまってたのね…

映画は三姉妹の恋するコメディ。末娘が婚約しようとした男がそれぞれにちょっかいを出し、三姉妹は気を揉みつつもそれぞれにハッピーになるという、昔風にいえば艶笑譚てやつかな。
韓国は真面目なイメージがあるものだから、ろこつにエッチなのにはびっくり。でもこの話でヌードがないんだから、やっぱり真面目?
男性の正体からして、ファンタジーだしね。

韓国物は大して見てませんけど~「冬ソナ」は二度目の放映の時にはまって最後まで見たので、チェジウがけっこう好きだったりするの。
堅物の次女役は合っていて、楽しそうにやってました。
イ・ビョンホンはハンサムだし、軽快。ヨン様の次に良く見る俳優ですね~。

クラブハウス・サンドイッチ

クラブハウスというと、元はジェントルマンが食した物でしょうか?
これはVfsh2101少なめな量が、半端な時間の軽食にピッタリ。
ローストビーフが入っていて美味しい。
その分~いっちょまえの値段します。

やたらサンドイッチが多い気がするこのブログ…ちょっと前まで、しばらく食べてなかったんですよね~実は。
家では親の健康のために和食中心にしたのと、どうせ一人で外食するならそういう場合はもっと重いのにしていたせいかな?
サンドイッチは意外と簡単にどんどん美味しい物をプラス出来るので、家でのランチも楽しくなりました。

そういえば牛肉は、騒動が始まって以来、何年もほとんど食べてませんでした。表示が信用出来なくなって…
家計も助かるし、まあいいかと。けっこう、無しでもいられるって発見したんですよ。豚肉は無しじゃちょっといられないと思うんだけど。
筋肉を作るためには少しはお肉も食べた方が良いらしいんですね。意外と安いローストビーフを見つけてしまったら、最近けっこうはまってます。

夕立の後で

一雨来て、気温が下がりました。
Vfsh2050_1ダイニングの自分の席で、仲良しのぬいぐるみと一緒に寝ているところ。
自分で2階からくわえてきて、この椅子に上げたんですよ~。
愛を込めつつ、ちゃっかりクッションがわりにもしている…!?
Vfsh2060目が覚めたので、寄りかかりつつ、顔洗い始めました。

最近は暑すぎて、あまりくっついては寝ていなかったんですけどね。
猫は家中で一番快適な場所にいるので~どこでどんな格好で寝ているかで、お天気ぐあいや気温がよくわかります~。

庭のあじさい

うちの庭の紫陽花です。
Vfsh2108色は薄めで花も小さめ~
でも、小さい頃の方がアップで見ると綺麗なんです。
花が大きくなる頃には重さでみんな垂れ下がってしまうし~
色が濃くなる頃には、近づくと汚くなってしまってるんです。
実は今日既にそうなんで、これはちょっと前の写真だったりします。

「聖なる暗号」

ビル・ネイピア「聖なる暗号」ハヤカワ文庫

作者はスコットランドの天文学者で、作家となって4作目のこの小説で大きな反響を呼んだとか。
「ダ・ヴィンチ・コード」が面白かった人に、お勧め出来ます。

古書・古地図を販売しているハリーは、地元の大地主サー・テビットに遺産の鑑定を依頼される。
とたんに怪しげな人物に次々に脅迫され、テビットも殺されてしまい、テビットの姪に協力して翻訳を続けます。
16世紀の少年が暗号で書いた手記とおぼしき古文書には恐るべき内容が…!

この手記がとても面白くて、これだけでも一つの作品として読めるほど。
15歳の少年が冒険に乗り出すのにすっかり引き込まれ、アメリカ大陸へ向かう船の甲板を緊張しながら行ったり来たりする気分になって読みました。
エリザベス一世の時代の暦に世界を揺るがすほどの重大性があろうとは…意外性があって面白かったです。
しかし、当時の航海は大変ですね~。

現代で起きる聖遺物の探索の方は、ダ・ヴィンチ・コードみたいなハリウッド映画ばりのスリリングな展開。
面白かったです。

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