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「ジェイン・オースティンの読書会」

カレン・ジョイ・ファウラー「ジェイン・オースティンの読書会」白水社

ジェイン・オースティンは「エマ」「高慢と偏見」などで有名な(というか私が多分これしか読んでない)19世紀前半のイギリスの女性作家。
ロマンス小説の元祖みたいな作風で、村の中流家庭の男女の恋愛をいつも描いていて、当初軽く見られた面もあるけれど、現実味もあり、実に上手く書けているので~後の作家にもファンが多いんですね。

この小説は、現代アメリカのごく普通の町で、オースティンの読書会を開く6人の男女の物語。
月に一度、誰かの家に集まり、一つの作品について語り合う会を開くんですね。持ち回りでお茶とお菓子などを出すわけです。
こんな企画があり得るんですねえ…

言い出しっぺのジョスリンはお嬢様育ちで仕切りたがりという現代版のエマ50歳といった感じ。大型犬のブリーダーというのも面白い。
ジョスリンの長年の友達シルヴィアは司書で、夫に去られたばかり。
その娘で同性の恋人と揉めているアレグラ、唯一の男性でオースティン初心者のグリッグなど…
それぞれの状況の変化や、作品に関連して思い出される痛い思い出などを織り込みながら、数ヶ月の成り行きが語られます。
ユーモラスで皮肉をきかせた現実味がオースティンの作品を彷彿とさせ、結末もそれなりにハッピーエンドなのも倣っているようです。

オースティンを読んだことがなくとも、十分面白く読める内容になっています。
巻末には作品リストとあらすじに加え、オースティンについて語った有名人の評などもまとめられていて、これも楽しい。
女性だったらまず、オースティンの作品を読みたくなるんじゃないかなあ?
映画で見るのでもオッケーだと思います。

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コメント

ジェーン・オースティンの小説って、若い娘が意中の男性とハッピーエンドになるまでの、ほんとに他人にはどうでもいいようなストーリーなのに、人間の真実の姿をずばっと言い当てているのがすごい……
「高慢と偏見」(だったかな?)でヒロインにライバルの女の子が現れてやきもきする場面があるのですが、「そーなのよ!ほんとにこの手の女って~!」と深あくうなずいてしまいました(笑)。面白そうな本ですね。図書館で探してみます。

marieさん、
面白そうでしょ?そう思って下さると嬉しいわぁ(^^)

「高慢と偏見」の頭が良くて気の強いヒロインや、長女らしく優等生的なその姉、「エマ」の悪気はないけど世間知らずなヒロイン、気の良いその親友、それに脇役の誰が誰を狙っているか!?はたまた誰と本当はお似合いなのか!?といったあたり~
見逃せませんよねー(@@;

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