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「絶叫」

マンハッタンの女性検事アレックス・クーパーのシリーズ第二作。
作者はアレックスと同じ性犯罪訴追課を指揮していた現役の検事(デビュー当時)。
一作目「誤殺」を読んだ後こちらが読むのはしばらくたってしまいましたが、快調に翻訳されているようです。

一作目の事件の後、重大な事件の捜査からは遠ざかっていたアレックス。
大病院の女性医師が襲われた事件で、名コンビの刑事マイクに呼び出され、捜査に乗り出します。病院内の入り組んだ人間関係を探るうちに、第二第三の事件が…
優秀な同僚や信頼出来る友達に囲まれ、手際良く指揮していくアレックスの快活な姿は、事件の深刻さもあまり感じさせないほど。
何しろ金髪で美貌、恵まれた育ちで明るい性格、バレエで鍛えた脚が自慢の34歳。独身だけど別れた恋人とも良い関係だし、新しい出会いもある… これほどポジティブな単語が頻出するミステリも珍しいのでは。
日常的な描写が多いので、雑誌に出てくる憧れの有名人のカバーストーリーを読んでいるような気楽さがあります。
コーンウェルのような筆力はないけれど、かえって読みやすいかも。原書は英語の勉強になりそうな感じですね。

原題はLikely to Dieで、中に出てくる「まず助からない」つまり被害者が発見された時に瀕死の重症だという意味でしょうね。
アマゾンで見ると、このシリーズの中で一番売れていないにもかかわらず、評価は高い…微妙? 前に別なタイトル「絶たれた叫び」で出版されているので、部数が割れたのかな。

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コメント

肩肘張り過ぎないのに、社会的な正義感も仕事への責任感もあって、でも要求が多くて感情で行動するあたりは、ロマンスがメインじゃないハーレクインだなあ(新世代のスカーペッタ!?)と思いつつ読んでいます。
アレックスの境遇は本人の能力だけでなく、家柄とか親とか友人・上司とか、恵まれすぎですよね~。事件の舞台となる業界やあちこちに垣間見える誠実さにへええと感心し、内容もしっかりあるので出たら読むシリーズのひとつですが、絶賛するほど高評価できないのは、それが原因かな(私だけかもしれませんが)

ところで、アメリカのキャリア女性は、自分の分野を舞台にして、同性がうらやましがるような人物設定&人間関係の女性を主人公にしてミステリを書くというケースがよくあるような気がしますけど、日本じゃこういう系統の作家ってあまり見ませんよね?

Kさん、
実はこの本はKさんの日記を読んで、ああ~シリーズが出ているのに読んでなかったと気づいたんですよ。
一冊目の内容がしばらく思い出せなくて… 今回は前よりヒロインが作者そのもののような印象が強かったせいかな。
ホントに恵まれてますよね~。ヒロインになった気分になれば心地よいのがハーレクインぽいですね。
周りに良い人が多すぎて、ある意味モデルになっている友達の自慢みたいに聞こえるような(^^;
好感は持てるんですが~絶賛までは行かないのは、ちょっと事実そのものの作文ぽいからかな…

>事件の舞台となる業界やあちこちに垣間見える誠実さにへええと感心し、内容もしっかりあるので

そうそう、頭が良くて説明が上手で、舞台になる場所をかなり正確に描写している気がします。それに、仕事や生き方に貫いている正義感も感じますね!

こういうタイプ、専門知識を生かさないと作家にはなれないのかな、ってぐらい多いですよね。
…日本ではどうなんでしょう??

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