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「悪女パズル」

パトリック・クェンティン「悪女パズル」扶桑社ミステリー(文庫)

女優のアイリスとピーター・ダルース大尉の夫婦は、大富豪ロレーヌの邸宅に招待されて休暇を過ごします。
珍しく恋人と長く続いていたロレーヌは、離婚しかかっている女友達3人とその夫を招いて仲直りさせようと計画。ところが、一気に空気は険悪に…
そして、一番の悪女?ドロシーがカジノで突然死したのを皮切りに、次々と危機に見舞われる女性達。
この中の誰が犯人か!?

パトリック・クェンティンとはまた懐かしい名前~でも中学生の頃読んだ時には怖くて気怠いムードの作品が大人向きすぎて、あまり好印象は残りませんでした。
このシリーズはもっと軽快な、推理を楽しむためのミステリといった感じです。
タイプの違う女性達が描き分けられ、ハリウッド女優競演といった趣を楽しめますよ。
次々に殺されていくという話の割には描写が怖くなく、探偵役夫妻の仲が良くて一服の清涼剤となっています。
1945年の作品で、05年10月に本邦初訳。ダルース夫妻のシリーズ4作目。一作目で出会い、その時はメインの探偵は別にいるとのこと。

クェンティンは合作のペンネームだそうですね。そのメンバーが入れ替わっているとは、知りませんでした!
要領よくまとまった後書きで、全体像を初めて知ることが出来ました。

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コメント

なつかしい名前ですね~
そういえば、こういう悪女モノが流行りましたね。ドラマの原作にもなっていたような。
昔の悪女ものを読み直すと、あれれ、この程度で悪女なの??ということがけっこうありませんか? 今なら悪女のうちに入らない(笑)
クェンティンが合作の名前でメンバーが入れ替わっているなんて知りませんでした。へええ~

>marieさん、
そういえば悪女って言葉じたい、やや懐かしい?
昔?だと、深く愛させておいて捨てた、みたいな悪女もありだったかも知れませんね~。そういう問題か!?みたいな…
この作品だと二人はホントに悪女かな(@@;

合作の変遷も全然知らなかったので、今頃知るのも何やら不思議です。いがいと多いんですねえ。

P.クエンティンってゆうめいだったのですか~?
確か冬になる前に読みましたが、原作が60年くらい前なのになぜ今頃出るのだろう?となぞだったのを思い出しました。

詳細は既に忘却のかなたですが、時代設定のせいで(というか出版年がそうなのですが)、パーマできっちりヘアセットして細眉で口紅をくっきりひいた、第二次世界大戦ものの映画に出てくるような人々が思い浮かびますね~。でもクリスティものよりも人物や遊びがなんだかスマートな感じで。

Kさん、
じゃあ発行されてまもなく、お読みだったんですね。
そうそう、きっちり髪を巻いて眉と口紅をくっきりひいた美女が思い浮かびますよね(^^)
ヴィヴィアン・リーとかリタ・ヘイワースとか。

クェンティンは名のある作家だと思いますよ~。とはいえ、大きな本屋に2冊ぐらい並んでいたのは…30年は前の話かも!?
謎解きというより心理的な、恋愛のもつれから来る大人っぽいサスペンスを描く作家という感じでした。
この作品は意外な掘り出し物ですね。読んで損はないと思います~。
今の作家が古き良き時代を舞台に新作を書くのもけっこうはやっているから、それで翻訳されたのかしら?

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