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2006年5月

今年初のくず桜

そろそろ季節かな?とあちこちの売り場を眺めてきました。
(まだ柏餅は出ているんですね)
Vfsh1981菊廼舎(きくのや)のくず桜。
江戸和菓子を名乗っていて、銀座が本店のようです。
桜の葉は本物、塩漬けにはなっていません。
ぺろっと一瞬で食べてしまい、味は美味しかったと思いますが、特に言いようがありません(^^;
桜餅が完全に終わって一息ついた今頃に出し始める物なのかしら~。
くず桜は意外と、どの店にもあるという品ではないみたいですね。
似たようなお菓子(葛まんじゅうとか水まんじゅうとか?)は夏に向かってもっと出てくると思うんですが。

他に、桃のケーキや紫陽花や枇杷をかたどった和菓子などが目につきました。こっちの方が先かな。

ランチは冷やしうどん

あまりの暑さに何か冷たいものを食べたいなあ~と物色していたら見つけた新メニュー。
Vfsh1964うどんは腰があって、でも讃岐うどんみたいに塩辛くはないの。
胡瓜と卵は冷やし中華のような味を期待しそうになりますが、付け汁は薄目でさっぱり。塩分控えめですね。
甘辛く煮込んだ椎茸の薄切りと細く切った油揚げが美味しかったです。
家でも応用出来そう~。

眠い朝

Vfsh1908こっちが先に起きた朝の貴重な?写真~
夜のベッド(私の作業用座椅子)で熟睡してます。

Vfsh1910ぬいぐるみのるるちゃんも一緒。
なんとなくバンザイ状態。
まだ寝ぼけてます。

Vfsh1912シャッター音で動き始めました。
身体、柔らかいです~。

Vfsh1917そろそろ起きようかな~?

「真珠の耳飾りの少女」

トレイシー・シュヴァリエ「真珠の耳飾りの少女」白水社

表紙になっている、オランダの画家フェルメールの有名な作品を巡って、そのモデルとなった少女がフェルメールの信頼した召使いであったという設定で描かれた物語。
いぜんに映画を見た感想をアップしたことがありますが、小説としての感想を書いておきます。

17世紀半ばのオランダ、デルフトで、少女フリートは父が失業したため、街の反対側の新教徒の家に奉公に出ることになります。
既に名のある画家とはいえ、寡作でやや気むずかしいフェルメールの家の内情は決して楽ではなく、数少ない召使いの仕事も重労働。
親元を離れて心細い思いをしながら、フリートはけなげに働き、すくすくと成長していきます。アトリエの片づけを丁寧にしたことから次第に信頼を得て、遠い存在だった旦那様に絵の具の混ぜ方を教わり、数年後には助手を務めるまでになるのでした。
芸術を介してのほのかな共感は心地よいものですが‥
やや派手なフェルメールの妻と締まり屋のその母、大勢の子供達と女中達が縦に長い運河沿いの家に同居しているので、フリートを見つめる女達の視線は息詰まるよう。

フェルメールについては本人の人柄や印象についての証言が全く残っていないのですが、住んでいた家の間取りや子沢山だったこと、没後に妻が借金を抱えて破産したことなどがわかっています。その辺から上手く推測してありますね。
実際に妻や召使いをモデルにしたらしい絵を多く残していますが、この絵はちょっと異色で、飾り気のない割に色っぽい。こちらを見る視線の素直さに画家との関係を想像したくなるものがあります。
しっとりした描写で綴られる実直な暮らしの人間くさい有様と、芸術へかけるひたむきな激しさがしみじみと胸に広がります。
小品なのに忘れられない、この絵そのものような小説でした。

「魔術師の夜」

キャロル・オコンネル「魔術師の夜」創元推理文庫

「氷の天使」に始まるマロリーのシリーズ5作目。
ニューヨーク市警の巡査部長キャシー・マロリーは冷たい緑の目に金髪の一目見たら一生忘れないような美女だが、浮浪児として育った凄惨な過去のため、社会病質者とまで評価されたこともある特異な性格。
頭の良さはもっぱらハッカーとして生かされ、養父のマコーヴィッツ警部亡き後は、野獣が街に放たれたかのように身近な人々には心配されています。
クールな態度に情熱を秘めたマロリーがカッコ良く、切れの良いきらきらした文章も相変わらずです。

マジックの大きな催しで、著名なマジシャンがニューヨークに集合!
幻のイリュージョンを復活させようとしたマジシャンが公衆の面前でクロスボウに貫かれて死亡。マジックの失敗だったのか?殺人と睨んだマロリーの孤軍奮闘が始まります。
パレードの上空に浮いた人気キャラの風船が何者かに撃たれて破裂、マロリーは子供達の前で子犬(の風船)を撃ったという汚名を着せられてしまいます。
マロリー独自の価値観と周りの人間の衝突は何かと絶え間なく、緊張が続くのですが、潔いマロリーは魅力的。いぜんよりは感情の見える面もあり、結局はみんなマロリーに惹かれているのではと思わせますね。

マロリーの非公式の相棒チャールズは、叔父のマックスが伝説的なマジシャンだったので、第一作からマジックの話は出て来ていましたが、今回は全体的にちりばめられています。
集まっていたマジシャン達はもともと第二次大戦中のフランスで関わりがあり、当時マラカイの妻ルイーザが舞台の上で死んだ事情が今度の事件の大きな鍵となっていました。
さすがのマロリーも曲者揃いの老人達に振り回されがちですが、自分も覚え立てのマジックを駆使して虚々実々の駆け引きを展開していきます。
姿の見えない妻と共に舞台に立つイリュージョンを演じ続ける狂気の魔術師マラカイが何とも印象的。美老人ファン?にもお薦め!

デンマーク風ホットドッグ

Vfsh1931「デンマーク風ホットドッグ」というのを見つけて、さすが「アンデルセン」!?と…試してみました。
固めの茶色いパンに刻み目が入っていて、ソーセージは粗挽き、脇に胡瓜のピクルスと、上に何か茶色い物が載ってるんですが~小さく切ったポテトフライみたいな…??
「アレンジしてあります」とあったので、どこがデンマーク風でどこがアレンジなのか、定かではありませんが。美味しかったです。
Vfsh1930ヘルシーに枝豆サラダを添えて、飲み物はヘーゼルナッツのカフェオレ。
抹茶のスコーンはパウンドケーキみたいな感じでした。豆パンと一緒におみやげに。

三段のハイティー

Vfsh1923一番上のお皿はケーキ。3人分の盛り合わせです。
白鳥型のシュークリームかと思ったら、籠の形でした。カスタードクリームがとても美味しくて生クリームと合わせ技~。

Vfsh1924じつは十数年来の教室仲間と約束してあったティータイム。
なんとお誕生日が同じメンバーがいるのです。
食器はミントンだし、イギリス式のお茶ですよね~。

一番下のお皿にはフルーツ。
Vfsh1926たまにはってことで飲み物はコーヒーにしてみました。いつも紅茶だけど、ここのはコーヒーも美味しいし、お代わり自由なの。
一人で来るには高めのラインですが、こういう時にはピッタリ。
新宿・小田急の6階にあるすてきなコーナーです。

「赤い薔薇ソースの伝説」

ラウラ・エスキヴェル「赤い薔薇ソースの伝説」世界文化社

台所で産み落とされ、台所で育った美しい娘ティタ。
農場の三人娘の末で、やがて料理を一手に引き受けることになります。

丁寧に時間をかけて作るメキシコの伝統料理はどれも美味しそう~
各章のタイトルがその時の行事などにちなんでティタの作る料理の名前になっています。
作り手の心を反映する手料理は時には魔法的な力を帯びて、人の運命をも動かしていくのです。そういえば、刻んで香料と煮込むのはちょっと呪術的でもありますね…

15歳になったティタに恋人が出来ますが、末娘は未婚のまま母親の面倒を見るのが一家のしきたりだったために、恋人ペドロと引き裂かれてしまいます。
ティタの長姉との縁談を、ティタの傍で暮らすために受け入れるペドロ。
母親との葛藤、次姉の出奔、長姉の生んだ幼子への愛、革命の影響もあって、予想外に波乱の展開が待ち受けます。
恋する心は止めようがなく、生きること自体も止めようがなく動いていくものなのか…?
苦しみだけでなく、どこかユーモラスな味もあり、あたたかい情熱溢れる不思議な物語です。
料理すること、食べること、は命を作ることなのですね。

リサイクルの袋帯

袋帯の結び方を研究しようとしたら、家にあるはずの袋帯が奥へ入ってしまったみたいで出てこなくて、元々すごく重いのしかないので~一つ探していて、ちょっと前にゲットしたもの。
柔らかい色合いが気に入って。
Vfsh1907折り皺がついているから名古屋帯よりも安いぐらいだったんです。
これぐらいならあまり大げさにならずに、小紋に合わせられるかな?

母の色無地にも合いそう。馴染みすぎるぐらいの色なので今風の着こなしになるのでは、と。
あまり目立たないけど金が入っているから、紬や銘仙には合わせないのよねー…しゃれ袋だとどうなんだろ?
袋帯のことはまだ全然わかってません~。

ローズという名のケーキ

Vfsh1893ほんのりピンクに染まっている可愛いケーキ。
上がほのかにローズの香り、内側がラズベリーの二重のムース。
桜餅が終わりかける頃から気になっていて…
レ・アントルメ・国立のもの。
こうしてみると、雪ウサギみたいにも見えますね。

5月の花

Vfsh1862やっぱり薔薇でしょう~!
濃い赤と白と若葉の色で、キッパリした感じにしてみました。

菖蒲も好きですけどね…
大きいのは生けられないし、細いアイリスは生け花のお稽古で使いすぎて~ちょっと飽きてしまいました。
庭のイチハツも綺麗だったんですが、急に暑くなったのでもう撮る時機を逸したみたいです。

「ミスティック・リバー」

デニス・ルヘイン「ミスティック・リバー」早川書房

レヘイン名義のは読んでいたのですが、突然ルヘインと表記の変わったこちらは読み逃していました。
映画化されたので、一番有名なんじゃないかと思います~。

レヘイン名義のパトリックとアンジーのシリーズはハードボイルド系で、事件はハードで次々に危機に見舞われる話なのですが、エンターテインメント性が強いもの。
犯罪多発地帯に育った幼馴染みの二人が彼ら流の正義感を貫いて、傷つきながらも、カッコ良く生きていく物語でした。
ルヘイン名義第一作のこちらはぐっとシリアスで、筆力と冷静なまなざしが光ります。

幼馴染みのショーン、ジミー、デイヴ。
同じ町でも中流家庭のショーンと、スラム街に住むジミーとデイヴには差がありました。その違いが決定的になりかけたある日、路上でケンカしている所に車から降り立った大人が3人を叱りつけ、デイヴだけを車に乗せて連れ去ります。呆然と見送る2人。
警官を装った誘拐で、デイヴはもう帰ってこないと皆が思い始めた4日後、自力で脱出して生還。何が起きたかは語られないものの明らかで、デイヴはいたたまれない思いをしながら成長し、残る二人もデイヴを助けられなかった傷に苦しむことになります。

25年後、ジミーは十代で犯罪者集団のリーダーだったのが足を洗って雑貨店主になっています。足を洗うきっかけになった最愛の娘が惨殺され、刑事になっていたショーンと、容疑者としてのデイヴと、3人の運命が交錯することに…

それまでは真面目に暮らしていた危険な男ジミーがどう動くか。
ジミーの妻のアナベスは、犯罪者ばかりの一家の中でたくましく育ったしっかりした女性。デイブの妻シレストとは従姉妹どうしで、最初は似た印象があるのですが、どんどん対照的になっていきます。
一見恵まれているように見えるショーンも実は妻に去られ、警官として接する人間の愚かさに失望しています。旅先から無言電話をかけてくる妻と一体どうなるのか…

一筋縄ではいかない彼らの人生の暗黒と思いもよらない運命の巡り合わせが描かれた重量級の作品です。
悪人といえどもそれぞれ個性が明確なのと、男性が女性を熱愛する所、暗いトーンの話でもどことなしに生気が溢れているのがこの作者らしいですね。
たった1、2行で重要なポイントに触れてある箇所が幾つもあるので、読みとばさないようにしないと…
映画でこれは伝わっているのかなあ?

ショーン・ペンが出たということは悪党のジミー!と大抵誰もが思うのではないかと。でもケヴィン・ベーコン?あれ、こっちがジミーかな?だって弱々しいデイヴじゃないでしょう。育ちの良さそうなティム・ロビンスはショーンでは…
と思ったら、ケヴィン・ベーコンがショーンでした。なるほど、警官だからこっちもありですね。デイブにはティム・ロビンスの内面的演技が必要だったのね~。

B.L.C.T.サンド

Vfsh1888アンデルセンのベーコン&レタス&チーズ&トマトのサンドイッチです。
パンが柔らかくて~美味しかったです。
飲み物はキャラメルラテ。

母の日の窓辺

Vfsh1879暑い日だったので、ガラスの器で涼しげに…

一日遅れでカーネーションを買いに行ったら、見事にデパートは様変わりしていて、スーパーの隅に売れ残りがあっただけでした。
普通の花なのになぁ…
季節の変化が好きな国民性か、この日を逃したらいけないという気にさせようという商魂の賜!?

「絶叫」

マンハッタンの女性検事アレックス・クーパーのシリーズ第二作。
作者はアレックスと同じ性犯罪訴追課を指揮していた現役の検事(デビュー当時)。
一作目「誤殺」を読んだ後こちらが読むのはしばらくたってしまいましたが、快調に翻訳されているようです。

一作目の事件の後、重大な事件の捜査からは遠ざかっていたアレックス。
大病院の女性医師が襲われた事件で、名コンビの刑事マイクに呼び出され、捜査に乗り出します。病院内の入り組んだ人間関係を探るうちに、第二第三の事件が…
優秀な同僚や信頼出来る友達に囲まれ、手際良く指揮していくアレックスの快活な姿は、事件の深刻さもあまり感じさせないほど。
何しろ金髪で美貌、恵まれた育ちで明るい性格、バレエで鍛えた脚が自慢の34歳。独身だけど別れた恋人とも良い関係だし、新しい出会いもある… これほどポジティブな単語が頻出するミステリも珍しいのでは。
日常的な描写が多いので、雑誌に出てくる憧れの有名人のカバーストーリーを読んでいるような気楽さがあります。
コーンウェルのような筆力はないけれど、かえって読みやすいかも。原書は英語の勉強になりそうな感じですね。

原題はLikely to Dieで、中に出てくる「まず助からない」つまり被害者が発見された時に瀕死の重症だという意味でしょうね。
アマゾンで見ると、このシリーズの中で一番売れていないにもかかわらず、評価は高い…微妙? 前に別なタイトル「絶たれた叫び」で出版されているので、部数が割れたのかな。

ロールキャベツでランチ

Vfsh1873ビストロ・クリームクロケットで、久しぶりの洋食。
新宿・京王のレストラン街に出来たばかりの頃は平日に早めの夕食を取るのに最適でお気に入りだったんですが、微妙に高くなったのと、出かける時間帯がずれたらランチには重くなってしまい、なかなか行けなくなりました。
最近またメニューが変わったようなので、入ってみました。
食事も色々な組み合わせが選べるのですが、料理2種でなくケーキとワンドリンクというのがあったので~それにしてみました。
ロールキャベツはよく煮込んであってキャベツが柔らかく、スープは古典的なコンソメ味が懐かしいような美味しさ。
Vfsh1877ケーキはカラメルとショコラのムースを選びました。白いのは洋梨のシャーベットでケーキを頼むといつも付いてくる物、これも美味しいんです。
手前のオレンジのチーズケーキはレディースデイ(火曜日)のサービス(種類は選べません)
小さめの3種盛り合わせみたいでお洒落っぽい?
ささやかな誕生日のランチ(当日ではないけどね)

「手紙と秘密」

キャロリン・G・ハート「手紙と秘密」ハヤカワ・ミステリ文庫

女性ジャーナリストとして成功して既に高齢になったグレッチェンの所に、故郷から一通の手紙が舞い込みます。少女時代の事件を思い出させる手紙が…

時は第二次世界大戦中の1944年夏、オクラホマの田舎町。
男性が出征して人手不足になったため、13歳のグレッチェンは少女新聞記者として働き始めました。
祖母のレストランは街道沿いで一番の美味しいものを食べさせる店でしたが、ドイツ訛りのある祖母はもう客の相手はしなくなっていた…
女性達はぱりっとした木綿のワンピースに身を包み、掃除の行き届いた家もそうでない家もある、ありありと目に浮かぶようなリアリティがありながらその光景はノスタルジックでどこか切ないものがあります。

幼馴染みのバーブの母フェイが殺され、軍から休暇で戻っていたバーブの父が指名手配されるという事態に。フェイが不倫していたためという噂が広まります。
絵の才能があったフェイの実像を描こうとグレッチェンは勇気をふるって記事にしますが、ふしだら女の肩を持ったと白い目で見られることになってしまいます。
バーブとその父を懸命に気遣うグレッチェンでしたが…純真な少女の闘いと意外な事件の顛末、ほろ苦いその後を描いて余韻のある物語です。

ハートはコージー系の作品を書いてきた作家ですが、この作品はコージー系にとどまらず、ミステリファンでなくとも小説が好きなら読める質とレベルです。
アメリカ南部というのは意外と文学の土壌になっていますね。ちらっとヌママムシの名も出てきて、少年時代を描いたランズデールの「ボトムズ」を思い出しました。少年時代を描いた小説は多いので、少女時代を書いた物もここらで出て良い所だったかな?
グレッチェンは作者とほぼ同年代(少し上)のようです。
「ハルカ・エイティ」も「カレーソーセージをめぐるレーナの物語」も「悪女パズル」も第二次大戦が出てきて、全然違うタイプの話ですが、世界の各地でこんな事が起こっていたかも知れない…とふと思いを馳せました。

庭の薔薇

Vfsh1866_1といっても家の庭じゃないんですが~
お庭に咲いた薔薇を貰ったので、壺に生けました。
つる薔薇なので、下を向いてるのをできるだけ見えるように。
Vfsh1868
すてきな名前が付いてるみたいですが…え~と?

母の日のプリン

Vfsh1863母の日のデザートは、高野のプリン・ア・ラ・モード。
果物が好きな母のための、兄夫婦のお土産です(^^)

寝返り

Vfsh1734いつもの座椅子でお昼寝している所です~
が、背中を下にしてぎゅっと丸まったヘンな格好になってます…(写真は上から見下ろして撮ってます)

Vfsh1739座椅子の背に脚を上げてます。
眠そうです。

Vfsh1743のんびり姿勢を変えてます~
気持ちが良いので、シャッター音も気にならないらしい。

Vfsh1733普通の姿勢になって、顔を洗い始めました(^^)

「真実の帰還」

ロビン・ホブ「真実(ヴェリティ)の帰還」創元推理文庫

ファーシーアの一族・3部作の最終作(上下巻)です。
2作目「帝王(リーガル)の陰謀」後半の急展開の意味が今一つ納得いかないまま、どう結末をつけるのか!?手に汗を握る感じでした。
それが…… おお~なるほどね!

六公国を統べてきた王には3人の王子があり、長男はシヴァルリ、次男がヴェリティ、三男がリーガル。
跡を継ぐべく育てられた長男のシヴァルリ(騎士という意味)は高潔で統率力がありましたが、結婚に関してだけは期待を裏切って政略的に意義のない恋愛結婚で風変わりなペイシェンスを妃としました。
結婚前に庶子がいたことが発覚した時、跡継ぎ争いにならないよう、王位継承権を放棄して田舎に隠棲、子供は厩舎長のブリッチにゆだねます。

主人公はこの子供フィッツ(庶子という意味)。
母方の祖父に城に連れて行かれ、一人残される所から物語は始まりました。
おそらくは母に捨てられたという思いから、それ以前の記憶を失っているフィッツ。
実父には一度も会うことすらなく、中途半端な立場で孤独を抱えたまま育った少年が何度となく危機に晒されて、思い詰めて無謀な行動に走る若者になっていきます。
が、しだいに周りの人の深い思いに気づいていくあたりは、非常に良く描かれている作品です。

王の次男ヴェリティ(真実)はシヴァルリの補佐となるべく育てられた誠実な人で、一族に伝わる遠視能力を駆使して、海賊と闘っていました。不気味な海賊「赤い船団」は沿岸の村を襲い、捕虜にした村人の心を破壊して返すという異様な手口を使い、公国を荒廃に追い込むのです。
赤い船団と決着をつけるためにヴェリティが伝説の「旧きもの」を探索しに赴いたまま消息を絶ったのをいいことに、三男のリーガルが王位を簒奪、都を内陸へ移すことに。
フィッツはリーガルの拷問で命を落としかけ、ブリッチらの奇策で辛くも生き返ったものの、もはや公然と生きる道は閉ざされていました。
リーガルへの復讐のために正体を隠しながら単身、内陸へ向かうフィッツ。
この旅の途中の有様や出会う人々などの描写も面白いです。

孤独な旅の間も、「気」で結ばれたかけがえのない相棒の狼ダークアイズはもちろん、大活躍。
山の王国で変貌を遂げた王の道化との再会もあり、友情が深まります。
上巻の表紙の美形はこの道化でしょう。
禁忌とされながらも今に伝わる「気」で繋がる人々や謎の「旧きもの」の存在もしだいに明らかに…!
(このあたりは大きいのですが、ネタばれしたくないので伏せておきます)
リーガルの魔手を逃れて夫を探すヴェリティの妃ケトリッケンや、捨てられた城を守るペイシェンス、たくましく生き延びるモリー、吟遊詩人として名をなそうとするスターリングなど、女性達が皆りりしく生き生きとしていて、魅力的です。

毎回暗い出だしなんですが、そこでめげないで読んで下さい(@@;
フィッツがよほど老いてからの回想かと思えるのですが~違うんです!
独特な重厚感とスリル溢れるリアリティはなかなかのもの。
3作全体の相乗効果というか、この世界の濃さにどっぷり漬かっていた頭がまだぼーっとしております。
あちらでは15年後の続編が出ているとのこと!早く読みたいものです~。

「悪女パズル」

パトリック・クェンティン「悪女パズル」扶桑社ミステリー(文庫)

女優のアイリスとピーター・ダルース大尉の夫婦は、大富豪ロレーヌの邸宅に招待されて休暇を過ごします。
珍しく恋人と長く続いていたロレーヌは、離婚しかかっている女友達3人とその夫を招いて仲直りさせようと計画。ところが、一気に空気は険悪に…
そして、一番の悪女?ドロシーがカジノで突然死したのを皮切りに、次々と危機に見舞われる女性達。
この中の誰が犯人か!?

パトリック・クェンティンとはまた懐かしい名前~でも中学生の頃読んだ時には怖くて気怠いムードの作品が大人向きすぎて、あまり好印象は残りませんでした。
このシリーズはもっと軽快な、推理を楽しむためのミステリといった感じです。
タイプの違う女性達が描き分けられ、ハリウッド女優競演といった趣を楽しめますよ。
次々に殺されていくという話の割には描写が怖くなく、探偵役夫妻の仲が良くて一服の清涼剤となっています。
1945年の作品で、05年10月に本邦初訳。ダルース夫妻のシリーズ4作目。一作目で出会い、その時はメインの探偵は別にいるとのこと。

クェンティンは合作のペンネームだそうですね。そのメンバーが入れ替わっているとは、知りませんでした!
要領よくまとまった後書きで、全体像を初めて知ることが出来ました。

ナイチンゲールの鳥かごのパン

Vfsh1856「アンデルセン」のイートインで食べた今月のパンは、「ナイチンゲール」の童話にちなんだもの。
可愛いでしょう?
中国の皇帝が暮らす御殿の森にナイチンゲールがいて、皇帝は聞き惚れていましたが、日本から送られたぜんまい仕掛けのナイチンゲールに感心して、本物のことは忘れてしまったというお話だそうで…
でも思い出すんですけどね?
先月はアンデルセン(童話作家の)がかぶっていたシルクハットに似せたパンがあって、面白かったです。
それを買おうかなと思ったら、月替わりでもうなかったんですよ。
アンデルセンの店名は伊達じゃなかったんですねえ。

Vfsh1853ランチはメアコンブロートのサンドイッチ。
メアはたくさん、コンは穀物、ブロートがパンで、穀物がたっぷり入ったパン、という意味。自然な香りのあるパンでいけました。
中身もぴったりで~特に枝豆が美味しかったです。
飲み物はヘーゼルナッツの香りのカフェオレにしました。

母の紬に私の帯

母の一張羅だった紬、母曰く「偽大島」縦糸か横糸のどっちかだけが泥染めなんだそうです。
Vfsh1335遠目には黒っぽいんですが、近づくと不思議な派手さ…小豆色の地に濃い緑と金茶と紅が入っていて、まるでクリスマスカラー!?

私の名古屋帯を当ててみた写真です。
帯のVfsh1331色はもっと明るいんですが、なかなか上手く撮れません~。

着ると貫禄の出る着物なので、よっぽどトシいってから着る物と思っておりましたが、気が付いたら年に不足はない!?ですね。
Vfsh1336 母が合わせていたのはこの帯です。ずっしり重いんですよ~。

私の名古屋帯と小紋

お人形のじゃなくて~私の持っている着物です。
まずはVfsh1325ポリエステルの洗える着物。
チョコレートみたいな地色とまばらな花柄、一見してポリとは解りにくい風合いが気に入っています。
着物に興味を持ち始めてから、安い物の中で気に入った品をゲットするのに1年以上かけました!
市販のLサイズでオッケーとわかったのも嬉しかったです。
練習用というか実際に着てるのはこれだけっていう。
Vfsh1327つづきまして~草木染めの名古屋帯。
母の帯は固くて締めにくいので~出来るだけ薄い物を探していて、やっと手に負えそうなのを見つけました。
デパートの骨董市で新品、つまり売れ残り?
着たいと思っている着物全てに合いそうな色なんです。
Vfsh1339こちらは20代に作った小紋。
色は一生物のつもりで選びましたが、けっこう大きめな柄で、何となく昭和的明るさ漂う~ちょっと目立つので着るのに勇気いる!?
袂を長めにしたら、合う襦袢なかったせいもあって、一度も袖を通してなかったんですよ~。今はこのための襦袢(自己責任でゲットした物では一番高いの…)がありますが、それは他の着物には合わない…
着られるうちに、これをちゃんと着たいのも着物の整理に取り組んだ動機の一つです。
着つけ教室でいっぺんだけ着ました(^^)

「現実入門」

穂村弘「現実入門」光文社

世間知らずな筆者(歌人)が美人の編集者の企画に乗せられ、今までやったことのない人並みのことを一つ一つ体験取材していくというエッセイ。
40年間決断を避けてきた自分のつるんとした顔をのび太、編集者を美人のドラえもん、に例えるあたり、爆笑。
生まれ持った感性はともかくとして~助けを求めているだけだったら成長しないし、顔に皺なんか出ないとか…確かにね。

献血ルームの話で置いてあるお菓子の説得力あるラインナップなど、面白かったです。
あとは健康ランドと競馬場なんか‥競馬やお相撲は自分も一度は行って見なくちゃ!という気になりました。
体験は当たりはずれあり?意外としょぼいような気もしました…まあ、人生の中での選りすぐりの面白話ではなくて、はとバスとか~編集者の知り合いとの合コン一回とかですから。
実体験なんてこんなもの?…でも考えてみたら、はとバス乗ったことないんです!
合コンも海外旅行もしたことがない、というので、読んでいる自分の方が経験値豊かなような気がしてましたが~途中で追い抜かれました(^^;

後半いきなり、実際に結婚相手の親に会いに行くという現実そのもののエピソードが入るのですが、プライバシーを守るため?全く具体性のない書き方なので、この本を読んで期待するものとは違っているような…
さらに、あとがきのオチで、狐につままれたような気分に。
一人でやったとも思えないんで~編集者について筆が滑っても良いようにしたのだろーか?
細部が事実じゃなかったら面白さ半減なんだけど。
現実そのものじゃ面白くないと感じる感性ゆえの小説仕立て?ってことですかいなー。

野の花のように

新緑が日に日に濃さを増していく季節、暑いほどの陽気です。
庭の花の写真を撮ろうとしたのですが、どうも近くで見るとどっかがけっこう汚くなっていて、いけません。新陳代謝の激しい季節なのですね。
Vfsh1847玄関にも、あまり人工的なタイプの物は保ちが良くなさそうです…
緑を多めに、ざくっと生けてみました。

壺は父の作品です。陶芸は何年もやってるのですが、これは初期の作品に属しますね。
お花を生けつつ、写真に記録しようという企画~。
Vfsh1850お花だけだとこんな風。

「竜とイルカたち」

アン・マキャフリイ「竜とイルカたち」ハヤカワ文庫

パーンの竜騎士の9だそうです。
えっ、まだ続いてたのー!?と裏表紙の内側を見ると、私は何年も前に「竜の太鼓」まで読んでますが、それが6冊目と判明。抜けているのは2冊だけ。だいぶ間遠な発行なんですね~。

主人公はリーディス少年。
パラダイス・リバー城砦の太守の長男で、伯父のアレミと海に出るのが好き。
7歳の時にアレミと舟に乗っていて急な嵐に遭い、舟魚と呼ばれているイルカの群れに助けられるという経験をし、イルカに魅せられていきます。

実は、地球人が惑星パーンに入植する時に、イルカは能力を改造して共に運んできた動物だった…!
貴重な協力関係があったのに、時代の変遷で次第に忘れられ、イルカを大事にするのはただの漁師の縁起担ぎになっていたのでした。
ところが、イルカ達は忘れていなかった…!?

リーディスの母親は幼い息子が無鉄砲なのを心配し、海には一人で行かないよう約束させます。
若い竜騎士ト-リオンはその辺の事情を知らずに仲良くなり、イルカと交流する時にリーディスも参加させます。
そんな折りに海で棘を刺した怪我がもとで、リーディスは片足が不自由になってしまい、二度とイルカには近づかないよう命じられますが…

イルカの知性を信じない人たちを説得しつつ、イルカとの関係を再発見していき、やがてイルカと人間との絆を結び直すという物語です。
イルカ達が現実のイルカと同じように何とも無邪気で可愛らしく、その上に言葉を話すことが出来るというズルイぐらいの上手い設定。
しかも、ずっと人間が呼ぶのを待っていたという切なさ…
動物好きにはこたえられない、楽しい作品ですよ~。

漁夫ノ頭アレミは竪琴師メノリの兄なので、大人になったメノリもしっかり出てきます。
レサなど主要キャラクター総出演で、シリーズの中でも、かなり分かり易い方じゃないかしら… 竜の出番がちょっと少なめですが、イルカと遊んだり助けたりするあたり、微笑ましい。
このシリーズが好きな人には、絶対のお薦めです。

伊勢屋の柏餅

立川伊勢屋の柏餅です。
ここは桜餅も美味しかったので期待してました。
Vfsh1828比較のため、味噌あんと粒あんにしてみました。
葉っぱの色が違うんですよ。
囓ってみたら塩味の濃さが違いました。
味噌あんの周りは白じゃなくてピンク、そうそう、この方が感じ出るわ~。
先日のより味噌の味と香りがしました。
味噌の方が小豆あんのよりもやや、餅のつるこし感(造語?)が強いのは同じ。
Vfsh1831粒あんが草餅なのも同じ…これって昔からなのかなあ?
少し大きめで、もちもち感が強いですね。美味しかったです~。

「暴徒裁判」

クレイグ・ライス「暴徒裁判」ハヤカワ・ミステリ文庫

ヘレンとジェイクのジャスタス夫妻は、休暇旅行で田舎へ釣りに。
ところが郡役場で上院議員の殺人事件に出くわし、よそ者として疑いの目で見られ、ついにはジェイクに容疑がかかってしまう。
弁護士のマローンは親友の御難に早速呼ばれ、田舎町の偏見を牽制しつつ、誰も本気で謎解きに立ち向かわない連続殺人事件の解決のために大奮闘することになります。

気品のある美人だけど中身はお茶目で豪傑なヘレン、ヘレンを熱愛する(けどケンカもする)赤毛でそばかすの行動的な新聞記者ジェイク、酔いどれだけど腕は確かな敗訴知らずのマローンの3人組。
出だしの印象が良くない上院議員の娘も実はなかなか良い所があるし、教養があって町中に慕われている郡書記のスミス氏(実はミドルネームがすごい)も好きだなあ。
登場人物が脇役まで何とも生き生きとしていて、読んで元気の出てくる作風です。
今回はリンチにかけられそうになって行方の解らなくなったジェイクを探すために大型犬を動員、その犬ヘラクレスとマローンが仲良くなるという楽しいおまけ付き。
シャーロット・マクラウドみたいなコージー系が好きな人にはお薦めですよ!

クレイグ・ライスの5作目だそうです。
05年5月発行、原著は41年の作品。
こんなのあったのね~。そういえば多作な人の筈…
「大はずれ殺人事件」や「スイートホーム殺人事件」が大のお気に入り!
(これはもう、どんな人にもお薦めです)
でも他にあんまり作品が出ない状況に慣れてしまってました。
田舎を知らなかったヘレンは戸惑いつつもすごく綺麗でオッケーだけど…
このタイトルで売れるかなあ…、売る気あるのか!?
クレイグ・ライスを買うのは前々からクレイグ・ライスを好きな人だけだからって事でしょうか、ひょっとして?

柏餅の季節

笹屋伊織の柏餅です。
まず味噌餡があるお店を探し、さて…
3つは食べられないので~粒あんにしました。
Vfsh1809そしたら粒あんは草餅、なるほど~。
葉をめくったら良い香りが立ち、草の香だけでなく柏の葉の香りなのね。
草餅はちょっとべたべたする…良くこんなのをきちんと丸く作れる物だと感心してしまいますわ。触る前はつるつるなんです~。
Vfsh1813
とても品良く作ってあって~そのせいか味噌の味があまりしません。そこがちょっとだけ物足りないかな?

生ハムのせホットサンド

おうちでのランチです。
とろけるチーズとハムの残り少々をのせてトースト、かねて用意の生ハム(安いの見つけたんですよ~)をのせまして、ドライトマトのマリネを小さく切って散らしました。
Vfsh1826従妹が来たので、スープはたっぷりの春キャベツとしめじと人参を入れたポタージュスープ。炒り卵、ブロッコリー添え。
「トマトがハムに合いますねー!」と従妹も新味覚絶賛~美味しく頂きました~(^^)

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