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「帝王の陰謀」

ロビン・ホブ「帝王(リーガル)の陰謀」(上・下)創元推理文庫

「騎士(シヴァルリ)の息子」に続くファーシーアの一族の二作目です。
六公国が未曾有の危機に襲われる中、大人の世界に足を踏み入れていく少年フィッツの物語。
波瀾万丈です~。
無邪気な犬たちに代わって狼の子ダークアイズも登場、良き相棒となり、不良少年のミ・アミーゴといった雰囲気。

シュルード王は高齢で病み衰え、第一王子シヴァルリは庶子のフィッツを残して既に亡くなっています。
世継ぎとなって実質的に政務を執る第二王子ヴェリティは遠視能力を使って赤い船団と戦い続け、すっかり疲弊している状態。

フィッツは前作の終わりで、叔父のヴェリティの婚約をまとめるために赴いた山の部族の土地で、第三王子リーガルのたくらみを退ける大活躍をしたものの毒に倒れ、療養しています。
リーガルは美貌で口が上手く、上の二人とは違う母親の扇動もあって誇り高く、王位を狙い、フィッツを敵視して命をも狙っていました。

幼馴染みのモリーの危機を救おうと病んだ身体で帰国したフィッツは、思いがけなくモリーが城に来て雇われていることを知ります。
庶子とはいえ王族のフィッツの結婚はままにならず、恋に落ちた二人は苦しむことに…
宮廷で浮いていたヴェリティの妃ケトリッケンに協力するようになったフィッツ。このケトリッケンがカッコいいんですよ~。
予言めいた言葉を吐く王の道化など、脇役もなかなか魅力的。
両親に捨てられたも同然で、人の愛を信じ切ることの出来なかったフィッツですが、最初から肉親として自然な情を傾けてくれた唯一の存在であるヴェリティがフィッツの仕える真の王となり、絆を深めていきます。

とはいえ、公国の運命は凄くなるばかり、旧き者の探索へ旅だったヴェリティは雪の中で消息を絶ち、生存を信じる者はごく僅か。リーガルが権勢を伸ばします。
フィッツは絶体絶命の危機を土壇場で脱しますが…
最終巻は一体どうなるのやら~はらはらです!

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コメント

 こうやって紹介されると、けっこう波瀾万丈ですね、この物語。
 日本のライトノベル・ファンタジーと平行して読んでいると、重厚とか淡々としているとか感じてしまうのですが、私の感覚がかなりライトな方にバイアスしてしまっているのかもしれない。
 でもこの作品は、この重厚感…この土地の気候とかを含めて…が好きなので。
 前巻でsanaさんは英国中世風とおっしゃってらしたけど、私はもっと北かなぁと思ってました。英国ならスコットランド、もしくはバルト海に面した北ヨーロッパの国々とか。

由比さん、いらっしゃいませ~。
このシリーズ読んでるの、私の友達では由比さんだけかな…?
ライトノベル、最近ほとんど読んでないので~全体の傾向は解らないけど。
この作品は語り口が渋いですよね。特に最初の方は暗い感じ~でも大人の鑑賞にたえる作品だし、ライトノベルを読み慣れた人でもイケル要素あると思うのよね~。

確かにイングランドよりスコットランドかも知れませんね。バルト海かぁ…沿海州とか、海賊っていうのもイメージありますよね(^^)
私は「氷と炎の歌」を連想したのと、ネーミングが無国籍とかラテン系とかでなかったというのがあって。ま、「氷と炎の歌」だと大陸や中東方面も入っていて、ずっと派手ですが~(@@;

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