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「ロスト・ファミリー」

ローラ・リップマン「ロスト・ファミリー」ハヤカワ・ミステリ文庫

ボルチモアの女私立探偵テス・モナハンのシリーズ8作目。
大学でボート部にいた大柄なスポーツウーマンで、さっぱりしているけどそれほど強くない等身大なキャラクターが自然な魅力です。
最初の方ではキャラクターがつかめなかったんですが、感情表現が少なかったのと、だんだんと成長することを予定して、30前で迷いの多い時期のまだ未熟な人格にしてあったせいみたい。
この作品の前にノンシリーズを一冊書いているんですね(タイトルでひいて読んでないんですが)。そのせいか、まとまりがよくなっていて、出来は一番良いように思います。

ユダヤ人の富裕な毛皮商ルービンの美しい妻ナタリーが幼い子供達と共に突然失踪。何の問題もなかったはずだと主張する夫は悪い人間ではないのだが、妻に対しては独善的で何も見えていなかった…
聞き込みを始めると次々に意外な事実が明らかになっていきます。

わけもわからず連れ回されている3人の子供のうち長男のアイザックの視点でスタートし、何度も助けを求めようとするのもはらはらさせられます。
ネットで女性私立探偵の協力体制を築こうとしているのが新鮮で、原題BY A SPIDER'S THREADはこちらとかけているのかな。
テスの伯母キティもめでたくタイナーと結婚式を挙げますが、恋人クロウの姿がなく、肝心のテスは…?
ここは読んでのお楽しみ~。

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コメント

リップマンを追いかけるのをやめてから随分なるような気がするんですが、もう8作になってるんですね。
どうも、テスってよくわからないなあ、と思ってたんですが、かなり成長してきて、これが一番の出来?
そう聞くとそそられます~☆
それに、妻のことがまるっきりわかってない夫って、なんかうちにも一人いそうで、身近な感じ(笑)。

なぎさん、
やっぱり~テスってわかりにくかったですか?
あまり自覚のないキャラクターだったというか(^^;
女性探偵ものって一人称で何を考えているかはっきり表現する方が多いんだけど、このシリーズはその辺が違っていて。考えの甘さが行動に出るし~。
作家としても、街の描写なんかの方が上手かったんじゃないかしら。

この夫がね…
ある意味ではイヤだな~と思うんですが、人間て色んな面があるという感じで、なかなか説得力があります(@@;
作家の方が成長したのは確かだと思います(^^)

もうシリーズ8作目が出ていたのですね~(うちには6までしかない)。12月って読みたい翻訳ミステリが無い!とぶーぶー言ってた頃なので、見逃してたのはちょっと悔しかったりして。
ハヤカワのHPで刊行月を検索するついでに、ここ半年の文庫を眺めていたら、実際に読んだのだけではなく読もうかとと思うタイトルも少なかったです。ハヤカワが頑張ってくれないとちょっとさびしいかも~。

>Kさん、
あれえ、そうでしたか。
7作目もわりと良かったんですよー。
私は昨夜、Kさんの日記を開いて、図書館にどれから予約しよっかな~とるんるんだったんです(^^)
リップマンは持ってはいないんじゃないかな…競争率高くないので(爆)
イヴァノヴィッチは待ちきれなくて買いますけど~。
クレイグ・ライスも買いました。
近頃のミステリ、どうも低調なのは否めませんね。
でも世界には面白い作品もあるはずなんで~頑張って欲しいです!

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