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「地上のヴィーナス」

サラ・デュナント「地上のヴィーナス」河出書房新社

ルネサンス期のフィレンツェを舞台に、波乱の人生を送った女性の一代記。
尼僧院で謎の死を遂げた女性に刺青があったというセンセーショナルな出だしはミステリ作家らしい?
敬虔な尼僧の正体は‥

のっぽで奥手な少女アレッサンドラは富裕な織物商の末娘。
メディチ家の支配するフィレンツェの自由な空気の中で育ちますが、それでも女性が教育を受けるのは例外的だったのです。
そんな時代に女としては優秀すぎるほど才能に恵まれ、絵を描くことを熱望しながら、画家になる道は完全に閉ざされていました。
屋敷の礼拝堂に絵を描きに来た画家に心惹かれるのですが‥

ロレンツォ・デ・メディチが亡くなり、修道僧サヴォナローラが台頭して一気に禁欲的な暗い時代になった所へ、さらにフランス軍の侵攻と危機が続く中で、急に決まった結婚が意外な展開を招くのです。
資料を駆使して熱っぽく生き生きと描かれた、読み応えのある物語です。

何が好きといって~ルネサンス期のフィレンツェは大好物(^^)
旅行経験が少ない私が最初に行った海外旅行はイタリアで、中1週間のうち3日はフィレンツェに滞在したほど。
ルネサンスはもっと自由かと思いましたが、そういえば女流画家なんていなかったんですねえ。
激動の時代を果敢に生き抜く女の人生に、ちらほらと有名な画家の噂が出るのも楽しいですよ(^^)

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コメント

amazonでは「貴婦人と一角獣」の関連本に「干潟の光のなかで」と一緒にでてくるので、
これも読むのを迷っている本のひとつですが、amazonのカスタマーレビューのひとつめを読んで迷っていたのですよ。
池澤夏樹に加えて、sana様のOKも出ているので今注文したところです。背中を押してくださってありがとうございます。

そうそう3月にはダヴィンチ・コードも文庫になるようですね~

>Kさん、
「干潟の光の中で」をamazonで薦められている私です(^^)
カスタマレビュー読みましたよ。一つ目、期待した物とは違っていたんでしょうね。昼メロティックって…
デュナントはそういう作家ではないんじゃ?
難しすぎることはないし、生々しい描写もありますが、なんというのか、影も織りなす中の生命賛歌という印象でした。
メディチが終焉する頃、女性にとってのルネサンスはまだ始まりかけたばかりだったのではないかな?

ルネサンス期のフィレンツェは私も大好物です。
これは読んでみたいかも。

ダヴィンチ・コードも文庫になるのですか。
映画効果かしら。
最近は文庫化が早くて嬉しいです。

櫻子さん、
大好物でしょう~!
サヴォナローラとボルジア家って同時代なんですよねえ。当たり前だけど不思議なような…
関連本をあれこれ読み返したくなります。

「地上のヴィーナス」も映画化されるそうです。
ぜひゴージャスなシーンも上手くとりまぜて作って欲しいもの! ヒロインの主観では暗い時代や修道院の方が強烈なんですが~噂に聞くだけの名画もしっかり登場させて貰いたい。

そのへん、「ダヴィンチコード」はもろに観光案内のようになってるから、ベストセラーになるわけですよね(^^)

ルネッサンスって魅力的ですよねえ。
ボルジア家の毒薬とか・・・う~ん、ぞくぞくする~。

なぎさんもルネッサンスお好きですか(^^)
良いですよね~美女悪女異才豪傑入り乱れ~!?
ルクレツィアってちょっとお市の方に似ているような‥

イタリアだと建物がそのまま残ってるとこがまた素晴らしいですね~(^^)

>サヴォナローラとボルジア家って同時代なんですよねえ。

同時代も同時代ですよ。
何せチェーザレの父アレッサンドロ6世(ロドリーゴ・ボルジア)がサヴォナローラを処刑した訳ですから。
ルネサンスの教皇らしいアレッサンドロとプロテスタントにも賞賛されるくらい厳格だったサヴォナローラがあうはずもないんです。

ところで、トリノの男子SPをみながら書いてます。
プルシェンコの圧倒的な滑りが嬉しいです。
解説がフミオなのも落ち着きます。

櫻子さん、
そうなんですよ。
破門して処刑したんだから当たり前なんですけど~ サヴォナローラの方からしたらローマの腐敗が我慢ならなかったわけですよね。

この小説にも出てきますが、最初のうちはフィレンツェの一少女にとって教皇は遠い存在なので~誰か気づかないんです(^^;
ボルジアというとチェーザレかルクレツィアの印象が強いし、サヴォナローラというと私には何といってもボッティチェリの絵をダメにした奴!という印象が強かったの~(@@;

ところでプルシェンコ、良かったです~。冷静な解説が思わず「すごい」というのが嬉しかったりして。
フィギュアスケートについてはこの後書きますね!(^^)

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