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「逃れの森の魔女」

ドナ・ジョー・ナポリ「逃れの森の魔女」青山出版社

「ヘンゼルとグレーテル」の再話ですが、子供が主人公のメルヘンではなく、魔法使いのお婆さんはなぜ魔女になったかという物語。

森の奥の小屋に住む醜い女性が主人公。
一人で育てている娘を可愛がる優しい母親で、産婆としては有能でしたが、とても貧しかったのです。
悪魔払いもする治療師にならないかという誘いを受けて、自分とは違って美しい娘にもっと何か買ってやりたい気持ちのあまり、しだいに危険な領域に踏み込んで行きます。

魔女として摘発を受け、変身してからくも逃げ延びるが、悪魔のささやきと闘い続ける孤独な暮らしとなってしまう。その辺の生々しさ、残してきた娘を思うこともやめようとする切なさ…
そこへ現れるのがヘンゼルとグレーテル!

意外な発想と感動的な展開で胸を打ちます。
魔女の内面を描いた作品は珍しいでしょう。
薄い絵本を開いたら、入念に描き込まれた油絵が出てきたような、ずっしり重い手応えのある作品です。

読んだのは1月はじめでした(^^)

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