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トヨエツの太宰

豊川悦司主演の2時間ドラマ「太宰治物語」を見ました。
妻の美知子役が寺島しのぶ、「斜陽」のモデルとなった愛人の静子が菅野美穂という豪華な配役だったので楽しみにしていました。

井伏鱒二の紹介で見合いするところから始まります。
若い頃に心中しようとして相手だけを死なせてしまった過去に苦しみつつも、生活者として出直そうとしていた時期でした。
しだいに作家として成功していくのですが…浪費が激しく、家庭には寄りつかなくなってしまいます。

サービス精神が旺盛で、人に喜んで貰えることが何よりも好きという一面を強調し、純粋なところのある天才として描いています。
たしかに人の心に寄り添っていくようなところがあり、口も上手かったんでしょうねえ…

痩身に着流しの似合う豊川がいかにも小説家という風貌に見え、にぎやかにしている時の躁状態の目つきが、ただ者ではない感じでした。
現実の太宰はもっと重苦しかったのではないかと思うのですが、この外見と雰囲気だったら騙されるかも?

しのぶさんは地味目の着物を綺麗に着こなして、さすが立ち居振る舞いが自然でしたね。
妻はえらい苦労をさせられたわけですが、存在感があるので深い縁のあるパートナーに見え、ただの被害者ではなく良き理解者であった部分もあったのでは…と感じました。

没落した家のお嬢様である静子は、小紋のはんなりした着物姿で、最初ははかなげな風情で現れ、女として変化する様を菅野美穂がきっちり演じていました。
花が開いた途端に、苦い思いをするわけですが…

それぞれの娘達が作家になっていることに思いを馳せてしまいました。不思議なものですね…

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