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意外なところに義経が

萩尾望都「あぶない丘の家」小学館文庫
教養あふれる巨匠のSF、といっても軽快なテンポの4話連作の少女漫画です(^^)

丘の上の家に暮らす主人公マヒコはふつうの高校生の男の子だが、家で次々に不思議な現象が起こるうちに、兄が異星人だと知ることに…。

第3話「あぶない壇ノ浦」が、義経や頼朝に興味を持って本を読み進むうちにタイムトラベルしてしまう話。
大河ドラマをやっている今年読むにはタイムリーでしょう。

重要なシーンを何度も目撃するという、辛くもあるけれど、ある意味夢のような展開になっています。
歴史上の人物の顔が今の大河ドラマの配役とだぶって面白い。
きらきらした美少年で思いこみの激しい義経、ぷっくらした唇の可愛らしい静、元気で勝ち気な濃い眉の政子、有能な政治家のおじさんだが実は少年期からずっと寂しいものを秘めていた頼朝…

さすがトラウマを抱えた人間のとらえ方、描き方は巧みなものがありました。

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