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「王狼たちの戦旗」

ジョージ・R・R・マーティン「氷と炎の歌」シリーズの2作目、「王狼たちの戦旗」上下巻(早川書房)

中世イギリスを思わせる異世界を舞台に、王国の興亡を巡る華麗な物語。
謀反の罪を着せられて父を失い離散した北の盟主スターク家の子供たちが中心ですが、それだけでなく複数の登場人物の視点で交替に語られていくのが、積み重ねられてリアリティを生み出しています。

王位を争って派手に戦う兄弟、危機に直面する様々な女性たちに男装の騎士、渋い脇役、ひと癖もふた癖もある宦官に道化、妙に興味をひかれる海賊に小悪党、前の王家の生き残りで竜の母となる美少女など…
てんこもりというか大盤振る舞いというか。

亡き王の妻で、ラニスター家出身のサーセイ女王のきらびやかな悪女っぷりは、並み居る曲者達を押しのけて輝いています…
息子の最低ぶりもすごい(^^;

サーセイの実の弟ティリオンも印象的。
美貌を誇るラニスター家出身でありながら只一人醜く生まれて子鬼とあだ名されるティリオンは、実は知性的で元来はまとも?だったかもしれない人柄。
報われない扱いを受けながら、都を守るために奮闘するのです。

描写も詳しいので、臨場感がものすごい。この熱っぽさはゴロン夫妻の「アンジェリク」以来でしょうか。
時代の雰囲気はもう少し前で、ファンタジーというより戦国時代もの。危機に瀕するシーンがもっと多いので、もう魂を持ってかれそう…
苦闘する人物に感情移入してしまうのもしんどいんですけどね~それ以上に先が知りたい!

読んだのは今年の2月のことでした。
あちらでは賞を総なめにしているシリーズです。しかし、完結してません。
日本で続編はいつ出るのか…?

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コメント

これを読み出すと、他の事が手につかないけど、でも、続編が待ち遠しいです~♪

なぎさん、
待ち遠しいですよね! 来年かと思うとじりじりします。
今まででも一番の煩悶本て気がします…(^^;

いいですよねえ、氷と炎の歌!
こんな面白い本に出会えてよかったなあ~
「アンジェリク」とはなつかしい。sansさんは何巻までお読みになりましたか? わたしはアメリカへ行って中程で挫折したような~

それから「楽園まで・・・・」3巻、無事購入しました。そうか、ああなったのね。むふふ~

marieさん、こんにちは。
「アンジェリク」は私もアメリカのどこかで…途中出版が途絶えた時かなにかあって、よくわからなくなってしまいました(^^;
描写が詳しくて、何を着てどう感じてるか臨場感があるのが好きだったんですけど。

「楽園…」ああなったんです~(^^) 元妻の元ライバル?という女性の描き方なども面白かったですよね。

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